メトロワークスは,同社の開発ツール「CodeWarrior for Playstation2」で,カプコンやビクターインタラクティブソフトウェアのタイトルが開発されたことを明らかにした。
「CodeWarrior for PlayStation 2」(1ライセンス:34万5,000円)は,日本国内だけでも1000人以上のゲームエンジニアが利用している。23日には,同製品のバージョンアップ版も発売される予定だ。
今回このツールで開発されたことが発表されたのは,カプコンの「BIOHAZARD -CODE:Veronica- 完全版」と,ビクターインタラクティブソフトウェアの「パイロットになろう!2」の2製品。
「BIOHAZARD -CODE:Veronica-完全版」はゾンビで溢れたロックフォート島から脱出を図る,サバイバルホラーゲーム。特にこの「完全版」では,クリスとクレアの2人の立場からゲームを楽しめることが話題となっている。
一方,「パイロットになろう!2」は,レシプロ戦闘機,爆撃機,旅客機,輸送機など,全部で24機種にもなる飛行機を操縦できるフライトシミュレーション。飛行時間や気象条件もリアルに再現されるので,本当に大空をかけているような気分を味わうことが可能だ。
カプコンの制作管理部長・山下氏は,「CodeWarrior以外のデバッグ環境ではこの作品の完成はなかった」と賞賛。また,ビクター インタラクティブ ソフトウエア制作本部プロデューサーの沓澤氏は,「GUI統合環境に慣れ親しんだプログラマーにとっては必携のツール」とコメントしている。
[SOFTBANK GAMES]