パシフィック・センチュリー・サイバーワークス・ジャパン(PCCWジャパン)は,ゲームディビジョンの事業見直し・再編について発表した。これにより,今後一年間で経常費用を約12億円削除するという。
同社では,過去3年間での赤字約30億円を解消していく予定。新戦略のもと,27億円〜30億円の売り上げを見込んでおり,2001年にはゲームディビジョン単体で2000万円の利益を計上したい意向だ。
新戦略の一環として,まず4月末日をもって都内5カ所のアミューズメント施設を一時的に閉鎖。ニーズにあった新業態による施設へと展開を図るという。
ゲームディビジョンに関しては,引き続きゲームソフトの開発は行うものの,ハードについては生産を外部委託する予定。先日買収を発表したVR・1とともにオンラインゲームに注力していくことも明らかにされた。
さらに,同社の事業の1つとして知られるアクアリウム用品に関しても,店舗の立地について見直しを行う。アクアリウム用品のアイテム絞込みにより,生産性の維持が困難となった大分工場が閉鎖されることとなった。
ほかにも希望退職者を募り,社員数を現在の300人から150人の削減を目指すなど,かなり大掛かりなメスが入れられる。
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