テレビゲームソフトウェア流通協会(ARTS)は,今後の方針「ARTSプラン」について発表した。
この「ARTSプラン」は,中古問題でゆれる流通側とソフトメーカーとの関係を,健全なものに回復すべく提唱されたもので,「柔軟な販売政策の試行」「ゲーム振興基金の創設」「ゲーム博物館創設」から構成されている。
「柔軟な販売政策の試行」では,品ぞろえのリスクをメーカーと負担することを提案。レンタルやRSS(レベニュー・シェアリング・システム)などの導入により,メーカーがより市場に参入しやすい形を作りたいとしている。
また,次の「ゲーム振興基金の創設」では1店舗あたり5,000円の積み立てを実施,その資金で中小ソフトメーカーの仕入れ促進とインディーズ系メーカーの市場参入を支援したい意向だ。
最後に提唱された「ゲーム博物館」は,過去に発売されたすべてのソフトを収蔵することが目的。ARTSでは,この博物館の設立により,過去のソフトでも充分市場に通用することを立証していきたいとしている。
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