E3の初日となった本日(5月17日・現地時間),セガブースでは,今後のセガグループの展開などについて説明会が行われた。セガ オブ アメリカ(SOA)のピーター・モーア氏の司会のもと,各グループ会社の社長らが,新作の説明をするという形で進行した。
まず紹介されたのは、ご存知・AM2 of CRIの鈴木氏。「シェンムーII」のデモ映像を流した後,現在,デバッグの状態まで進んでいることを明らかにしたほか,「バーチャファイター4」のPS2版について,「VF4は,AC版(NAOMI2版)と遜色のないクオリティを実現できる」と話していた。
次いで壇上に立ったのはヒットメーカー小口氏。「ダービーオーナーズクラブ」などのデモ映像の後,Xbox版「CRAZY TAXY」についても触れ,Xbox版は従来の「1」でも「2」でもない,新しい要素が加わった新バージョンであるとした。2002年の初めには出るかな……とのこと。
スマイルビットは多忙な新井氏に代わって川越氏が壇上に。Xboxの3Dアクションシューティング「GUNVALKYRIE」を説明。Xboxの2つのアナログスティックを使って,巨大な虫(?)を撃破する。Xboxと同時発売を目指しているとのこと。また,ジェットセットラジオのXbox版,「JSRF」には,“ブーストダッシュ”なる加速機能が追加されることも明らかに。
ユナイテッド・ゲーム・アーティスツの水口氏も壇上に。PS2の「K-PROJECT」について触れた。流された映像では詳しいことは分からなかったが,「すべての音には色と形がある」がテーマというから,どんなソフトが登場するのか楽しみだ。開発は60%まで進んでおり,詳細は6月か7月には発表されるとのこと。また,このタイトルに合わせ,新デバイスも用意される可能性があるとのこと。
アミューズメントヴィジョンの名越氏は,GAMECUBE用「バーチャストライカー3 Ver.2002」の映像を見せてくれた。実はかなり開発が進んでおり,ワールドカップのタイミングで発売したいとのこと。同じくCUBEの「スーパーモンキーボール」も発表。画面4分割で対戦できるほか,レバー1本で操作できる簡単さを任天堂ユーザーにもPRしていく計画だ。
ソニックチームの中氏は,GBA用「ソニック」とGAMECUBE用「ファンタシースターオンライン」について説明。特にNGC用PSOは,ハードのユーザーが比較的低年齢であることを考慮し,オフラインで4人協力プレイができるようにしたことを説明。NGCの開発のしやすさも評価していたようだ。
ほかに,2Kシリーズで知られるグレッグ・トーマス氏もあいさつ。今回発表はなかったものの,WOW ENTERTAINMENT・中川氏,セガ・ロッソ・佐々木氏,オーバーワークス・大場氏,ウエーブマスター・牧野氏らもモーア氏に紹介されて壇上に。これだけ各社の社長が集まることは日本でも滅多にない。