E3の任天堂ブースは，GAMECUBE用タイトルがプレイアブルな状態で多数出展されており，集まった来場者たちを狂喜させていた。

　中でもE3の前日に行われたカンファレンスで発表された「Super Smash Brothers Melee」「Luigi's Mansion」「STARFOX Adventure」「Waverace Blue Storm」「Kameo」といったところが注目されていたよう。

　ついにマリオから主役の座を奪った「Luigi's Mansion」は，某映画を思い出させる，古い洋館の中で襲ってくるオバケを掃除機で吸い取る，というゲーム。迫ってくるオバケに懐中電灯を当ててビビらせればこっちの勝ちだ。操作も簡単で，だれでも楽しめるようなっている。

　また，米国のファンには，水上レースの「Waverace Blue Storm」がえらく人気だった。

　前述した以外でプレイすることができたのは，宮本茂氏が注力して開発中のNGC用「PIKMIN」。詳細は既報の記事を参照してほしいが，ほのぼのとした箱庭的な雰囲気と，可愛いキャラに色んな命令を出して作業を実行する快感（？）が楽しい。これは面白いぞ。

　いずれにしろ，発表されたばかりのタイトル郡がこれだけプレイできるのは嬉しい限り。

　ほかに同社ブースで注目を集めていたのは，松下のNGC互換機と，GBAのカードリーダ。松下版NGCは，デザインについては会場でも賛否両論だったようだが，メタリックな感じが好きな人にはウケが良かったみたい。一方，「ポケモン」のカード利用が楽しみなカードリーダは，予想より丸みを帯びたデザインで参考出展されていた。

　GBアドバンスのコーナーや，NGCソフトなどの店舗用什器が集まったスペースも大人気で，開催前の予想をはるかに上回る内容充実のE3・任天堂ブース。今回のE3主役の座を勝ち取ったかのようだった。

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