WonderWitchで作成したソフトウェアをカートリッジごと販売できる「WonderWitch VARライセンス」の無償提供が開始された。同ライセンスにより，カートリッジ形態での配布が可能となるため，WonderWitchをより簡単に，より幅広い用途で利用できるようになる。

　VARライセンスの取得は，個人・法人・団体を問わず専用のWebページから行える。カートリッジ単位で許諾され，対象カートリッジはサポートおよびハードウェア保証の対象外となる。なお，カートリッジを使用しないソフトウェア販売（ダウンロード販売等）には，VARライセンスの取得は必要ない。

　また，ソフトウェア使用許諾契約書第三条により再配布が禁止されているSoundILだが，SoundILを使用するプログラムと同一アーカイブに含める場合に限り，再配布が許可されることになった。その場合，ドキュメントに以下の文面を明記する必要があるので注意が必要だ。

　WonderWitchに同梱されているLSI C-86 for WonderWitchについても，商用利用ライセンスの提供準備が進められている（現在は商用利用は不可能）。

　さらに，DigitalMarsのDigital Mars C++コンパイラ用Makefileおよびスタートアップルーチンが，WonderWitchサポートWebサイトのダウンロードページで公開された。これらはCコンパイラとしての使用を前提にしている。ただし無保証・無サポートのため，キュート，バンダイおよびDigital Marsへの問い合わせはできない。再配布条件は，ほかのコンパイラ向けに提供されているWonderWitch用のMakefile、スタートアップルーチンに準じる。

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