見敵必殺！「Hellsing」がフジの深夜に放映決定

2001年7月11日

　現在，YOUNGKING OURS（少年画報社）で連載中のバトルアクションホラー「Hellsing」が，パイオニアLDCによりアニメ化されることが決定した。

「Hellsing」の物語の中心は，大英帝国と国教を犯そうとする化け物たちを“葬り去るため”に組織されたヘルシング機関。

　そのヘルシング機関が100年をかけて創り上げたのが最強の吸血鬼・アーカード。彼は巨大銃を操り，彼自身が吸血鬼化させたセレスとともに，唯一の命令“見敵必殺！（サーチ・アンド・デストロイ）”の命令を遂行する――というストーリーだ。10月からフジ・深夜枠での放送が予定されている。

　本日（7月11日），恵比寿EAST GALLARYで行われた「Hellsing」制作発表会には，「青の六号」「ヴァンドレッド」を制作したGONZO・ディジメーションの制作チームのメンバーや，原作者の平野耕太氏，声優でアーカード役の中田譲治氏，セラス役の折笠富美子氏が登場。

　総監督の飯田馬之介氏は，「“Hellsingが持つ暴力性といった時代の気分を，どうひっぱり出していこうか，というところに面白さを感じている」とアニメ化に関して意気込みを話してくれた。

　また「残酷な場面と痛快な場面をどう分けていくかが大変」（飯田氏），「（血を飲みたい意思と飲みたくない意思が葛藤する場面で）“葛藤の息をお願いします！”と言われて，大変でした（笑）」（折笠氏）とそれぞれが苦労しているよう。

　最後に原作者の平野氏が「アニメ化に関しては，思う存分にやって欲しいと思います」と激励し，発表会は終了。テレビ放送化記念として，棺桶ボックス仕様のDVD-Videoスペシャル限定アイテム「Hellsing PRE-ORDER」の10月3日発売も明らかにされているので，ファンはぜひチェックしておこう。

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（C)平野耕太・少年画報社/Hellsing製作委員会