中社長も登場！ PC版「PSO」WPEでお披露目！

2001年9月19日

　本日（9月19日）開幕したアジア最大のデジタル総合展「WORLD PC EXPO 2001」に，最新PCゲームが集結！ スーツ姿のビジネスマンも試遊台に熱狂していたぞ！

　PCゲームコーナー「PC GAME ZONE」における最大の注目作は，セガの「ファンタシースターオンライン」（PSO）。「PSO」は，Dreamcastで世界に30万人のユーザーを持ち，任天堂の新ゲーム機・GAMECUBEでのリリースも決定している人気ネットRPG。そして，今，世界戦略上最も注力すべくフィールドであるPC版がついに登場する。

　会場では4台の試遊台が用意され，実際にPC版「PSO」をいち早くプレイできたぞ！　「このゲームをプレイするためだけに，会社を休んできた」というファンまでいるなど，早速プレイ待ちの人垣ができていた。お馴染みのキャラクターたちが大きく描かれたブースは目だってたぞ。

　出展メーカーが交代で行っているイベントステージでも，もちろん「PSO」コーナーが！　ステージ前はそれまでの数倍以上となる来場者が詰め掛け，こちらも大盛況だったのだ。

　壇上にソニックチームの中社長が登場すると来場者から拍手が！　中氏は，「PSO」のコミュニケーション機能などを説明。セガのマルチプラットフォーム戦略上でPCにも注力していくことや，PCへの移植が予想よりすんなりいったことなどを明らかにした。日本から発信する「PSO」を，PC版のリリースでより世界に普及させたいとも語った。

　さらにPC版のプロデューサー森本氏が登場！　7カ国語に対応した翻訳チャットなど機能を説明しながら，実際に羽田のソニックチーム開発室のスタッフとクエストを行った。

　スクリーンに映し出されたPC版「PSO」は，デモ機が高性能なグラフィックボードを搭載しているのか，点光源処理が見事。DC版と比較すると奥行きも広がったかのようにグラフィックが向上していたぞ。操作についても，マウスの左右クリックで行うことなども明らかにされている。

　中氏は「年内にリリースできるように頑張っている」（発売は今冬と発表されている）とイベントを締めた。

　その後行われた報道関係者との質疑応答において中氏は，「DC版・GC版とのネット接続について技術的には可能なもののプレイバランスなどを考慮して現時点では予定していない」と説明。ただしDC版・GC版と併せ合計100万人のユーザー獲得を狙っているとも話してくれたぞ。

　さらに中氏によれば，PC版は発売を最優先させ，基本的DC版「Ver.2」の移植となり，大きな独自機能は付けないこと，ネット先進国の韓国とともにPCの普及が目覚しい中国についても，両国語の自動翻訳機能を追加しアジア圏にも本格的に取り組んでいくことも明らかにしている。

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