2002年も「サクラ」の年! 新春舞台挨拶も盛況

2002年1月2日

　本日（1月2日），渋谷東急3において劇場用アニメ映画「サクラ大戦 活動写真」の舞台挨拶が行われた。

　何でも，昨年の12月30日から並んでいたという人までいたというからスゴい（徹夜は感心しませんが）。もちろん会場は立ち見も含めてファンが溢れんばかり。前説の方の「この中でこの後，新春歌謡ショウを見に行く人はいますか？」という問いに，会場のほとんどが手を上げる。新年からサクラファンのパワーを痛感した次第。

　今回の舞台挨拶は原作の広井王子氏のほか，横山智佐さん，富沢美智恵さん，高乃麗さん，西原久美子さん，渕崎ゆり子さん，田中真弓さん，伊倉一恵さんが出席。米国にいる岡本さんを除く帝国華撃団・花組が全員集合！　特に神崎すみれの引退が迫っていることもあり，富沢さんの入場時にはひときわ高い拍手が起こっていた。

　今年，年男だという広井氏は，「“サクラ”を始めたときは40歳だった。僕の40代は“サクラ”に費やした」と振り返ると，会場から「ありがとう」の声も。映画に関しては「スタッフ一同，存分に暴れたという自負がある。今回は娯楽映画を意識して創ったが，次回作があるとしたら，ストーリーに凝ったものにしたい」と，次も期待させるコメント。

　花組の面々も，サクラに関する話を聴かせてくれた。横山さんが舞台稽古における“富沢さん語録”（爆笑ものの間違いなどがあるので有名）を暴露して会場の笑いをとれば，「（映画に出てくる）弾丸列車などのメカに乗ってみたい」（伊倉さん），「新春歌謡ショウでも紅蘭の活躍をお楽しみに」（渕崎さん）などのお話も。

　高乃さんと西原さんは，お正月にご実家に帰られたそうで，おせちやお酒をたくさん食べたとか。詳細は書けないが，西原さんは“サクラ”関係でダイエットに励まなきゃいけないのに，だいじょーぶ？（笑）

　その西原さんにマイクスタンドを低くしてもらった（笑），（設定上は2メートルのカンナ役）田中さんは，今回はソレッタのモノマネで会場を沸かせていたぞ。そして引退を目前にした富沢さんは，「最後までしっかり舞台をつとめます」とし，会場がしんみりしないように務めていた。さすがトップスタァ！

　だけど，すみれの引退に対し，舞台の練習中も涙を見せないようにしていたという（ほかの面々はもう稽古でボロボロ泣いてたらしい），高乃さんの「さみしいです……」のひと言は，とてつもなく重かった。だからこそ，ファンはこの劇場版，そして今日から行われる新春歌謡ショウなどで，「花組・神崎すみれ」の姿を，その目に焼き付けなければ。

　舞台挨拶を終えた花組は，盛大な拍手とともに，待ち構えていた「サクラバス」で，歌謡ショウの会場に向かって行った。あ，取材を終えた僕が車で信号待ちしていると，ちょうどこのバスが横に止まったんだけど，やっぱめちゃくちゃ目立っスよ（笑）。

[牛丼の大将, SOFTBANK GAMES]