VR1開発の「Fighter Ace III」が日米同時発売へ

2002年2月27日

　パシフィック・センチュリー・サイバーワークス・ジャパン（PCCW）は本日（2月27日），Windows用オンラインゲーム「Fighter Ace III」のプレス発表会を行った。

　この「Fighter Ace III」は，数千人までが同時に参加できる，MMP（Massively Multi-Player）オンライン・エアコンバットゲーム。マイクロソフトのサイト「MSN」にて，5年間オンラインコンテンツとして採用され続けた実績を持っている作品だ。

　本日行われた発表会には，発売元となるPCCWヘッド・オブ・コミュニケーションの若林宗男氏（写真左），米国本土からVR1 エグゼクティブプロデューサーのディビッド・マクロスキー氏と同社デザイナーのダグ・ジョンソン氏（写真右）が出席。まず最初に，「Fighter Ace」を「MSN」配信時代から1ファンとして遊んでいた現・コミュニティマネージャーから，デモプレイを交えた説明が行われたぞ。

　まずゲームの舞台となるのは，さまざまな軍用機が飛び交った世界第二次大戦。プレイヤーは，日・米・英・独・露の軍用機80機を操り，大空を駆け巡ることになる。操作はジョイスティックに対応しているほか，すべてのプレイヤーが敵となる「Free For All」，仲間で飛行隊を組む「スコードロン」，限られた手持ちライフによる生き残り戦「バトルロイヤル・トーナメント」など，さまざまなモードで空中戦を楽しむことができるのも特徴となっている。

　遊び方は簡単で，まず仲間に呼びかけた上で飛ぶ場所を選択，搭乗する機体を選んで「FLY」をクリックすると準備OK。晴れて大空へ羽ばたくことができる。視点はボタン1つで前・横・後ろへと自在に変更することが可能。マップへもすぐ移動できるので，自分の場所を随時確認できるのも嬉しいところだ。

　また，今作では「空母も追加しているので太平洋上での戦闘もOK。当然魚雷で空母を攻撃することもできるよ」（ジョンソン氏）というぞ。

　さらに嬉しいのが，初心者への配慮。「初心者専用のマップを用意しているほか，操縦を教えてくれるボランティアがいるのもこのゲームの特徴なので，初めての人でもぜひオンラインで遊んで欲しい」（ジョンソン氏）とコメントしていたのだ。

　注目の価格の方は，ソフト自体は無料でDLでき，通信料のみの課金となる予定。米国では1カ月9.95ドル／月で，「日本でも課金は同程度。支払い方法は円でできるように検討している」（若林氏）という。

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