物語も楽しめる「WarCraftIII」開発者来日

2002年6月12日

　6月12日（本日）Necca秋葉原店において「Blizzard Press Tour WARCRAFT III:REIGN of CHAOS」プレスカンファレンスを開催した。

「WARCRAFT」は，PC用RTSゲームの中でも非常に高い人気を誇る作品。今夏に発売される「同III」は，今までの「WARCRAFT」の世界観をもとにRPG要素も追加しているのが特徴で，プレイヤーの分身である「ヒーロー」を操作し，経験値を獲得。スキルや魔法を身につけながら，新たな冒険を繰り広げる“”ファンタジー・ロールプレイング・シミュレーション”となっている。同ソフト英語版の発売は初夏で8,800円，同日本語版は2002年中（9,800円）。

　本日行われたプレスカンファレンスでは，「WARCRAFT III」Blizzard社プロデューサーのBill Roper氏が登場。同氏自らの手によって，期待の新作「WARCRAFT III」のデモンストレーションが行われた。

「III」になって一番変わった点は，やはり世界全体が3D化されたこと。しかもストーリーのイベント部分や戦闘場面，探索などすべてのシーンがシームレスに移行するため，ロード時間などのストレスを気にすることなく遊べるのがミソ。

　特にBill Roper氏が特に気を使ったというイベント部分では，キャラクターの表情も細かく表示されるのが特徴。各キャラの心情や立場などを推察し，ストーリーに入り込めるように工夫されているのだ。

　ゲーム自体は，各クエストを攻略する方法で進行する。また街などを探索する間にサブクエストと呼ばれる事件が起こることもある。ちなみに，このサブクエストを攻略するとアイテムや戦力になってくれるユニットをGETできることもあるので，依頼があったら積極的に受けておきたいところだ。

　3D化されたことにより，気になるスペックについては「どんなユーザーでも使える設定で開発をした」（Bill Roper氏）。具体的には，複数の解像度，可能な限り多くのグラフィック・カードの表示モードがサポートされているというぞ。

　また「長く遊んでもらうため」（Bill Roper氏）のワールドエディタをソフトに同梱。マップはもちろんのこと，呪文やシナリオ，ユニットまで，プレイヤーの好きに世界を構築することができる。ちなみに，秋発売の日本語版には「このエディタで作った日本語版オリジナルシナリオも入れたい」（カプコン・牧谷洋志氏）との言葉も聞かれていたので期待したいね！

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