天罰!大合唱!「エンジェルラビィ☆」イベント大盛況

2003年4月5日

　工画堂スタジオは4月5日，千代田公会堂においてWindows用「まじかるトワラー・エンジェルラビィ☆傑作選」の完成を記念したファン感謝イベント「天罰！ライブ ネオベランニード総決起大会」を開催した。

　このイベントは，「エンジェルラビィ☆」を購入したユーザーを招待して行われたもの。豪雨をものともせず，会場はアツいファンに埋め尽くされ，とにかく大いに盛り上がったのだ。

　まずは，いきなりUNDER17がED「Angelic　Magic」＆OP「天罰！ エンジェルラビィ」をたて続けに熱唱！　この段階でもう館内は大興奮状態に。ボーカルの桃井はるこさんは，このオープニングについて「色んなイベントや収録現場で歌ってきたけれど，聴いた人みんなが“天罰・天罰”と口ずさんで帰ってます」とそのインパクトを説明（笑）。MCの人に「一度聴いたら一生忘れない，“人生介入ソング”だね」と突っ込まれていたぞ。

　実はエンディングが先に完成していたのだが工画堂側から「もっと壊れた歌も欲しい」という要望があり，あの“天罰！”連呼のOPが生まれたという秘話も披露された。UNDER17でギターを担当する小池のアニキも，「魂を込めて作った曲なので，みんなも魂を込めて“天罰！”を叫んでほしい（笑）」と，イベント後にコメントしてくれた。

　その後は飯塚雅弓さん・かかずゆみさん・園崎未恵さん・小山裕香さんの出演声優陣が壇上に。「エンジェリック・セレナーデ」（AS）から大きくキャラクターが変貌……，というか“壊れて”しまった「エンジェルラビィ☆」の感想を聴かれ，みな「最初はとまどった」と口をそろえる。

　ラスティ／ラビィ☆を演じる飯塚さんは，「“AS”のときは，どんな状況でも“あう”のひと言で感情を表さなければならなかったのが，“ラビィ☆”ではやたら明るくなっていて，楽しかったけれどびっくりした」とコメント。園崎さんは「収録のとき“こんなに違ってていいんですか？”と心配してスタッフに聴いたら，“人格が違うんで”のひと言で済まされてしまった」と，会場の笑いをとっていたのだ。

　ほかの3人とは唯一違う日に収録だったというかかずさんは「かけあいはなかったけど，その分さらに“壊れた”フィアを演じられた」と楽しそう。“AS”の優しいお母さんから悪の総統になってしまった（同じキャラとは思えん・笑），小山さんもさすがにその変貌ぶりに面食らったという。残念ながら欠席となったサーリア役・小森まなみさんからもメッセージが届いていたぞ。

　何と，この豪華声優陣による「エンジェルラビィ☆」の生ミニドラマが！　開演数分前まで作っていたというSE（効果音）が，微妙に時間差で襲ってくるという中，お互いの人格が入れ替わってしまうというミニストーリーが楽しめた。

　それぞれの役の喋り方を真似て演じる面々にプロの底力を見た。最高に面白かったっスよ！

　次いで工画堂のスタッフとドラマCDをリリースするランティス，さらにアニメの制作の東芝デジタルフロンティアの方が，今後の“ラビィ”展開を発表。

　ドラマCDではさらに“壊れた”ラスティたちが聴けるほか，桃井さんも出演。さらに飯塚さんが歌うラビィバージョン「天罰！　エンジェルラビィ」も収録されているという。かかずさんが「絶対聴いて！」というほどの楽しさだというから，4月23日の発売w楽しみに！

　一方アニメは「まだ発表できないんですが……。もしかしたらTVになるかも。秋には……」と東芝デジタルフロンティアさん。「夏にも何かあるかも？」というから，もう今からアニメ版「ラビィ」が楽しみ！　……そうそう，ユーザーから難しいと指摘があった「ラビィ」のミニゲーム，工画堂さんでもクリアした人がいないとか……。

　再びUNDER17が会場のファンとともに「天罰！ エンジェルラビィ」を熱唱！　中文「AS」やキャラデザの成瀬ちさとさんのサイン入りグッズ，声優陣のサイン入りポスターなどなどレアグッズが当たる抽選会も行われ，ますますイベントはヒートアップ！　最後は会場中のファンとともに「“天罰！”三本締め」という，いかにもというか，いやはやなんともな（笑）幕引きで超大盛況だった「総決起大会」は終了した。

　出演者たちは「“AS”の収録から2年間，どんなファンがプレイしてくれているのか見えなかったけれど，こんなにも“ラビィ”を愛してくれているということが痛感できて感激だった」と話し，今後のドラマCDやアニメなどの展開にも期待してほしいと，イベント後にファンにメッセージをくれたのだった。

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