コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると,千葉県警組織犯罪対策本部(ハイテク犯罪対策室、生活経済課)と船橋東署は,11月26日にインターネットを使ってグラフィックソフトなどの海賊版を販売していた横浜市中区の男子大学生を,11月25日に著作権法違反の疑いで逮捕した。
大学生は、判明しているだけでも「裏物屋さん」「闇CD販売」と名付けた2種類のホームページを開設して海賊版ソフトの販売を宣伝,電子メールで注文を受け,CD-Rに「Adobe Photoshop 5.0 日本語版」をはじめとしたグラフィックソフトやビジネスソフトを無許諾で複製し,郵送などで販売していた。
大学生はホームページで「WIN95・98用CGソフトなどみっしり詰め込んだCDを売ります!」と触れ込み,特に美術学校生などを対象に,「(デザイナーなどが使用しているソフトを)持っているか持っていないかでは,今後の人生の可能性まで変わって来てしまう」などと宣伝していたという。
代金は本人名義と架空名義の銀行口座に振り込ませ,98年年11月から今年9月までに少なくとも約220回,計約380万円の入金が確認された。
また,大学生が販売していた海賊版CD-Rは3種類で,約20種類のソフトウェアが複製されており,同署では,販売数などから,約2億2000万円の被害があったとみている。
大学生はこれらのソフトにはインターネット上からダウンロードして入手したものもあると供述しており,同署では入手先などについても調べを進めている。
[SOFTBANK GAMES]
NEWS TOP
|