日本ファルコムは,同社が海外プロデュース第一弾作品として10月8日に発売したWindows用RPG「西風のラプソディ」(1万800円)が,韓国発のPCゲームとしては日本で初めて,セールスランキングのトップを記録したと発表した。
このランキングが掲載されているのは,PlayOnlineなど現在発売中のPC雑誌など。また,PCゲームのDVD-ROMメディアゲームとしても初めて「西風のラプソディ」はセールスランキングのトップとなった,と報じた雑誌もあったという。これは,ファルコムが先日発表した「英雄伝説V DVD-ROM版」の好調な受注実績を裏付けた形となっている。
日本ファルコムによれば,「韓国発のゲームということで当初は厳しめのスタートとなったものの,追加オーダーが初回を凌ぐほどの勢いとなり,CD,DVDメディアともに発売より2カ月が経過した現在でも店頭では品薄の状態が続いている」という。
これだけ好調なセールスを記録した要因としては,ソフト自体の面白さが口コミで広がったことや,同タイトルを約1年間の開発期間をかけて日本向けに徹底してローカライズしたことなどが要因だとファルコムでは分析している。
従来,欧米発のPCゲームのランキングトップは珍しくなかったが,今回の韓国発のPCゲームがランキングのトップになったことにより,アジア圏内のタイトルへの抵抗感が薄れ,コンシューマー用タイトルに押され大作が減ったPCゲーム市場に新しいヒットの鉱脈が見つかる可能性も感じられる,と同社では期待を寄せる。
なお日本ファルコムでは,今後も海外作品のプロデュース業務を拡大していく考え。
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