1998年12月20日

「信長の野望」「三國志」

今春はDreamcast上で合戦

 コーエーは,Dreamcastにおいて,同社の代名詞である歴史シミュレーション2本と麻雀ソフトを今春発売すると発表した。

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コーエー
URL: www.koei.co.jp

「信長の野望 将星録 with パワーアップキット」は,今更説明するまでもない戦国時代を舞台にした,あまりにも偉大なるシミュレーションゲームのDreamcast版。プレイヤーは織田信長ら戦国大名となり,ほかの大名を倒して領地を拡大し,日本全国の制定を目指す。

 今回のDreamcast版は,シナリオやイベントが数多く追加され,10本のシナリオが楽しめる。戦闘シーンには「攻城戦」が加えられ,今までにはない多彩な戦闘が楽しめることとなった。

 ほかにも武将や城のデータを変えられるエディタ機能が新たに搭載されたほか,城や有名な合戦の情報を記録した戦国データベースも完備しているぞ。

 もう一方の歴史シミュレーションの雄,「三國志VI」もDreamcastに登場する。こちらも,もはや説明不要の中国における三国時代をベースに中国統一を目指すSLGの名作の最新版。

 戦闘シーンでは,攻撃側と守備側があらかじめとりたい行動を入力し,その後同時に入力した行動を実行することで,相手の行動を予想しながわ戦略を練ることができる「同時プロット制」を採用している。

 中国統一を目指す7本のシナリオに加え,初心者でも手軽にプレイできるショートシナリオも7本収録されている。ショートとはいえ,シナリオごとのエンディングも用意され,だれでも短時間で「三國志」の世界を堪能できるのは嬉しい配慮。

「信長の野望 将星録 with パワーアップキット」「三國志VI」ともに発売は3月25日,価格は9,800円。両タイトルとも8人までのマルチプレイが可能となっている。

 麻雀ゲームの「麻雀大会II Special」は,雀荘と大会の2つのモードで対戦していき,賞金を稼ぎながら最強の雀士を目指す。

 登場する23人の打ち手は,孔子だの,シンドバットだの,赤ずきんちゃんだの,個性的なメンバー。勝ったり負けたりの表情が豊かで見ているだけでも飽きない。

 プレイヤーを含め,24人のキャラクターの中でだれかが1万ゴールドを稼いだ時点での上位4名による最強対戦が行われる。キミはチャンピオンになれるか? 3月4日発売。価格は6,800円。

 ところで,歴史シミュレーション2本の9,800円という価格設定は,Windows版などとバランスを意識したものだが,襟川社長は,「今後,DVDやインターネットなどによるメディアの変貌により価格も変化していくだろう」としている。

 なお,発表会で挨拶を行ったセガの広瀬副社長によれば,(グラフィック)チップの歩留まりも良くなってきているようで,Dreamcast本体は年度末に予定通りの台数を出荷できる見込みだという。また,Dremacastによるインターネット人口は14万人に迫るものだということもコメントしている。

[原 毅彦,ITmedia]

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