1999年2月17日

大型旅客機に暴走タクシー,

馬育成などセガのNAOMIゲーム群

 AOUのセガ・エンタープライゼスブースでは,本家らしくNAOMI基板を使った新作をいくつか見ることができた。

 3月中旬から稼動予定の体感フライトシミュレータ「エアラインパイロッツ」は,日本航空の協力によってリアル感を高めた大型旅客機の操縦ゲーム。東京上空を指定されたルートに沿って操縦して,安全に着陸させることができるか?

 尾翼の垂直板,主翼のフラップ,左右エンジン出力,車輪の出し入れなど,実際の大型旅客機の操作に基づいた細かい装備も魅力だ。コックピットから見れる東京の街は素晴らしいぞっ。

「クレイジータクシー」は,プレイヤーがタクシードライバーとなり,オープンカーのタクシーで米国風の路面を疾駆,というより暴走するドライブゲーム。

 画面に表示される矢印に従って,乗客を目的地まで時間内に送り届けるのだが,派手な接触や激突シーンが続出する,「こんなタクシー乗りたくない」のキャッチにぴったりのゲームなのだ。

 対戦プロレスの「GIANT GRAM 全日本プロレス2」は,発表済みのDreamcast版をNAOMIボードの作品としてアーケード化したもの。モーションキャプチャーなどによるリアルな動きがいいぞ。タッグマッチも可能だ。

 注目されるのはビジュアルメモリを介してNAOMIとDreamcastの連動を実現している点だ。どんな連携が実現するか今から楽しみだね。

 アーケードでは,初めてではないだろうか?の競走馬育成シミュレーション「ダービーオーナーズクラブ」はイチオシ。

 NAOMIのグラフィック機能により,育成する馬の表情や動きもリアル。大型の実況モニタと描くサテライトを通信することで,最大8人までのマルチプレイが可能だ。

 プレイヤーが育てた馬は,磁気カードに記録して持ち歩くことも可能。全国のAM施設で自分の馬を使用できるのだ。

 ほかにもNAOMI基板を利用したものでは,対戦パズル「クルットストーン」やホラーアクションシューティング「ゾンビリベンジ」などが出展されていたほか,映像デモでも新作を見ることができた。NAOMI以外ではタカラとの提携によるゲームもあったぞ。これらの詳細情報は明日掲載予定。

[ITmedia]


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