1999年2月26日

カプコン「DINO CRISIS」の

明らかにされたシステム

 既報の通り,カプコンは2月26日,恐竜と対峙するプレイステーション用3Dフルポリゴンアクション「DINO CRISIS」を今夏発売すると発表した。「バイオハザード」のゾンビを恐竜に変えたイメージだが,それだけに留まらないタイトルとなりそうだ。

 この発表会でプレイできた実機では,岡本常務が「背景まで3Dポリゴン化したことにより,映画的手法が使える」というように,恐竜が迫ってくるシーン,やっつけるシーンと,それぞれが,かっこいいアングルの映像でプレイできる(アングルは任意に変えられるわけではない)。

 また,2分ほど流されたデモ映像では,プレイヤーの分身である主人公が,小型恐竜に襲われたり,テラノドン(大きなハネを持って空を飛ぶ恐竜の仲間)に捕まって壁に叩き付けられるシーンが流された。ヒットした某恐竜映画を思い出させる出来。結構人気が出そうだ。カプコンも100万本を目指しているとのこと。

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カプコン
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 この発表会でカプコンの三上氏から明らかにされたのは,「バイオ」同様,主人公が使える武器は充実していることなど。武器はオプションなど弾の種類により,敵に与えるダメージも変るという。

 操作関係などシステムの基本は「バイオハザード」に準じているが,遊び的な要素も加わるほか,シナリオにもかなり力を入れたようだ。「2回目以降のプレイも楽しめるように,ストーリー上,大きな分岐を設定する」(三上氏)という。

 一見「バイオ」と変らないようにも見えるが,見上げたり俯瞰となったり,アングルの変更によるリアルさや迫力はやっぱりスゴい。今夏,「DINO CRISIS」で再び恐竜ブームがやってきそうだ。

[原 毅彦,ITmedia]

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