1999年5月28日
昨日の中古ソフト販売をめぐるエニックス訴訟判決について,コンピュータエンターテインメントソフトウェア協会(CESA)らは,声明を発表した。
3団体は,昨日の「ゲームソフトは映画同様,頒布権があり,中古販売は違法」というエニックスの主張を退ける判決が下されたことに対し,「劣化のないデジタル著作権物であるゲームの特性から,中古市場は新品市場を圧迫している」と主張。 また,4000万本,1.395億円相当を超える中古ソフトが販売されているのにも関わらず,開発メーカーに全く還元されていないことも言及。さらに現在のような中古販売の状況が続けば,開発資金の回収が不可能で,新作タイトルの開発にも支障を来たすとしている。 CESAらは,あくまで「ゲームを映画の著作物に該当するもの」とし,著作権法に基づく頒布権を専有し,自社が制作したゲームソフトの販売について許諾を与える権利を持っていると主張していく考えだ。 協力:「ザ・プレイステーション」 [ITmedia] |
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