1999年6月11日

任天堂とリクルートが合弁会社設立

64DDを使ったネットサービスを提供

 任天堂とリクルートは6月11日,64DDの機能を利用した会員制ネットワーク事業を行う合弁会社を設立,12月1日からサービスを開始すると発表した。

 新会社(名称未定)が行う「エンターネット(エンターテイメント・ネットワーク)サービス」は,NINTENDO 64の周辺機器「64DD」を利用して,各種ネットワークサービスを提供するというもの。

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任天堂
URL: www.nintendo.co.jp

 64DD向けソフトの予約をネットワークで受け付けたり(12月のサービス開始時には「巨人のドシン1」「マリオアーティストシリーズ」「大戦略」「ゴルフ」など10タイトルの発売を予定),発売済みのゲームのアイテムやマップといった追加データもネットワークを通じて販売していく。ちなみに64DD向けのゲームはすべて新会社が販売を行うことになり,今回のサービスのスタータキット(後述)に64DD本体が含まれる。

 さらに新会社では,ネットワーク対戦可能をリリースして対戦相手をネット上で探し出すマッチングサービスも行う計画だ。

 ゲーム関連以外でも,この新会社は64DDの蓄積機能を利用して,EPSフォーマットによるデジタル新聞,デジタルマガジンの発行や,デジタルコンテンツ編集ツールなども提供していくという。

 すべてのサービスは有料で提供されるほか,各サービスを受けるためには,入会費,スタータキット(64DD,メモリ,通信カートリッジなど),月会費などが別途必要になる。料金はすべて未定。

 新会社は資本金4憶6,000万円。代表取締役社長にはリクルートの田中正則氏が就任するもよう。

[原 毅彦,SOFTBANK GAMES]


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