1999年8月27日

ついに姿をあらわした64DD

ネットを使った展開に注目!

 今回の「NINTENDO SPACEWORLD '99」で,ユーザーの前に,ついに「64DD」が姿をあらわした。

 64DDの特設ブースでは,ランドネットが中心となって,この新ハードおよび対応タイトルをデモしていたぞ。

 64DDは,NINTENDO 64に接続される周辺機器で,ネットワークを使った販売やソフト予約などのシステムに注目が集まっている。専用のソフトだけでなく,既存のNINTENDO 64タイトルの追加マップなども提供される予定だ。

 ブースでは,この64DDがネットやゲーム雑誌による申し込みで入手できることなどがビデオやパネルで説明されていた。ちなみに一般店頭では64DDは販売されない。

 今回もゴルフなどの64DD用タイトルが,数多く出展されていたが,これらを使った対戦や追加データのロードサービスといった(詳細は未定),会員制のネットワークを使った遊びのためのインフラをランドネットが提供していく形となる(12月1日からサービス開始)。

 ブース内には,孤島に現れた巨人をどんどん大きくしていく64DDゲーム「巨人のドシン」の巨大な像が置かれていて注目されていたぞ。

 ほかに,今回出展された64DD専用タイトルは,シミュレーションの王道「シムシティー64」「現代大戦略 Ultimate War」,キレイな絵が印象的な「日本プロゴルフツアー(仮)」「井出洋介の麻雀塾」などがすべてプレイアブルで出展されていたぞ。

「現代大戦略〜」は,画面からヘックスをなくしてあり,構えることなくプレイできる。戦闘機や戦車が出てくる戦闘シーンのムービーもキレイだった。

 また,NINTEDO 64のレースゲーム「F-ZERO X」に増設することで,オリジナルコースやマシンが作れるようになる「F-ZERO X EXPANSION KIT」(仮称)にも注目。今後,パソコンゲームのように,64DDで追加シナリオや追加マップなどの新しい楽しみができるようになるのだ。

 ほかに,パーツを組み合わせたり,変形させたりしながら自分だけのオリジナルタレントが作れる「タレントスタジオ」が5台,多彩な機能を持ちながら,手軽にお絵描きできる「ペイントスタジオ」が4台,それぞれプレイアブルで出展されていたぞ。

「タレントスタジオ」は,作ったタレントをアニメーションさせたりできるので,親子でいろいろ遊べちゃいそうだね。

 そして! ゲームボーイと64DDとをケーブルで接続して連動するデモも,参考出展ながらあったぞ。具体的な情報が入ってきたら,今後紹介していくね。

 長いこと待たされた64DD。しかし,ネットワーク対応やGBとの連動,個性的なソフト群と,その魅力は尽きない。


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