1999年9月9日

AMショーのセガブースで

鈴木裕氏がF355を説明

 今回の「第37回 アミューズメントマシンショー」で,最も元気だったセガ・エンタープライゼスの出展内容レポートの続報をお届けする。

 現在,アミューズメント施設で大人気の3Dシーシングシミュレータ「F355チャレンジ」を通信対戦可能にしたのが,「F355チャレンジ ツイン」だ。

 通信機能以外で注目されるのは,Dreamcastのビジュアルメモリにプレイしたデータを保存できること点。この機能について,「F355チャレンジ」のプロデューサーである鈴木裕氏が,セガブースのステージで実際に説明を行った(写真)。

 鈴木氏らによれば,DCのビジュアルメモリに,自分の走行したラインや各区間のエンジン回転数,ギアなどのデータを記録して閲覧できるという。実際に,DCの画面で鈴鹿サーキットを走った際の走行ラインなどが表示されていたぞ。このインタフェース部分は,何と今朝完成したというベータバージョンだったようだが,このこだわりは車好きの血が騒ぐ!

 この後,開発に協力したというプロレーサー・清水和夫氏が,実際に「F355チャレンジ」をプレイするデモも行われ,たくさんの人を集めていた。

 

 ほかにもセガブースでは,救急隊員となって,負傷者を事故現場から病院まで運ぶという「救急車」というドライブゲーム(?)も出展された。シカゴをイメージした街並は,オシャレだぞ。

 壁にぶつけたりして,救急車にダメージを与えないように。慎重に,かつ迅速に救急車を運転しながら人命救助を行うのだ。

 さらに,フルポリゴンになって帰ってきた「セガ テトリス」(仮称),野球ゲーム「ダイナマイトベースボール」,対戦格闘「トイファイター」らもプレイできるぞ!

 そんな中異質なのは,3Dガンシューティング「ハウス オブ ザ・デッド2」を画面素材にして,用意されたキーボードを指定通りにタイプするという「ザ・タイピング オブ ザ・デッド」。ちゃんとタイプすると敵が倒れるという仕組みらしい。

 今日は,開発者やマスコミなど,普段からパソコンのタイプを高速に行っている関係者が多くら来場していたため,挑戦者が後をたたなかったぞ。


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