日立製作所は,アミューズメントスポットなどに設置するシミュレーションライドシステムを製品化。今後アミューズメントシステム事業を本格展開していくと発表した。
このシステムは,「2001年宇宙の旅」や「未知との遭遇」「ブレードランナー」の特撮監督として有名なダグラス・トランブル氏率いるアメリカEDW社と日立が共同で企画し,日本市場にあわせて日立が製品化したもの。
システムの本体は,電動式の8人乗りのカーボンファイバー製カプセル。内部にビデオプロジェクターと音響装置,各座席に入力装置(トラックボールとボタン2個)が設置されている。
入力装置からの入力がストーリー展開に影響を及ぼし,乗客は毎回異なる体験を楽しむことができる。シミュレーションライドにインタラクティブ性を加えた本格的アトラクションは世界初だという。
このシステムに,日立が制作した映像コンテンツ「コントラプション」を搭載した新アトラクション施設が,「ナムコ・ワンダーエッグ3」で12月11日から稼動予定だ。
日立では,今後もこのシステムと各種の映像コンテンツを全世界に販売,アミューズメント事業を本格的に推進していくという。
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