1999年10月25日 更新

T&Eソフト，PS2用「GOLFパラダイス」を3月4日に発売

　本日（10月25日），東京銀座のソニービル「ソミドホール」において，T&Eソフトの「新作タイトル制作発表会」が行われた。

　まず，横山俊朗代表取締役社長（写真）が登壇。プレイステーション2用ゴルフゲーム「GOLFパラダイス」を，2000年3月4日に発売すると発表した（予価5800円，CD-ROM）。

　同社では，8ビットPCの時代からゴルフゲームを多数発売しており，'89年にはPC-9801用の3Dゴルフシミュレーションゲーム「遥かなるオーガスタ」が大ヒットした。その系譜を引き継いだ「GOLFパラダイス」は，新ハードの発売同時タイトルということもあり，専門的になりすぎず，子供から大人まで楽しめるゲームとして開発されているという。

　大きな特徴として，「Genesys-G」と名付けられたゴルフコース自動生成システムを搭載しており，PS2の演算能力を活かして，ユーザーの希望するゴルフコースを手軽に作成することが可能だ。

　ゴルフコースの地形生成におけるルールや知識をデータベース化したエキスパートシステムにより，どんな適当なパラメータを入力してもゴルフコースとしてプレイできるように補正がなされる。

　ゲームのモードは，ストーリーモードとノーマルモードの2種類。ストーリーモードでは，7人のキャラクターを育成しながら，アマチュアからツアープロとなり，最終的には世界大会の制覇を目指す。

　経験値を割り振ることによるパラメータアップだけでなく，クラブやシューズなどのゴルフギアが50種類以上登場し，キャラクターの個性化を図ることも可能だ。

　ノーマルモードでは，ストロークプレイ・マッチプレイ・ドラコン大会・ミニゲームなどのさまざまな遊び方が用意されている。4人までの対戦プレイも可能で，ストーリーモードで手に入れた賞金やアイテムなどを賭けて勝負することもできるぞ。

　会場では，「GOLFパラダイス」の制作プロデューサー吉川泰生氏により，PS2の実機を使った「Genesys-G」のデモンストレーションも行われた。来場者の1人が指定したパラメータの通りに生成されたコースは，説明通り実際にプレイ可能なものとなっていた。

　T&Eソフトでは，「GOLFパラダイス」を新世代ゴルフゲームのスタンダードとすることを目指しており，当初の発売予定本数を30万本としている。

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