各マスコミで報道されたように,公正取引委員会は11月10日,セガ・ミューズが小売店に対しDreamcast関連製品の販売価格の拘束するなどをしていたとし,独占禁止法違反の疑いで同社を中心に関連会社数十カ所を立ち入り検査した。
GAMESPOTの電話取材において,公正取引委員会の担当者は,「セガ・ミューズは,小売店に対し,Dreamcast本体,周辺機器,専用ソフトウェアの販売価格を指示。これを守らない場合に取り引きを停止する,という対応をしていた疑いがあり,立ち入り検査に踏み切った」としている。
ほかにセガ・ミューズは,中古製品の扱い制限や,本体やソフトの転売を禁止していた疑いがあるという。
そのため,「セガ・ミューズ本社,営業所を中心に,親会社であるセガ・エンタープライゼス,さらには一部の取引先など計約30カ所への立ち入り検査を行った」(公正取引委員会)
公正取引委員会はこれからの調査において,事実確認の検証をしていくことになる。
[原 毅彦,SOFTBANK GAMES]
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