スパイス コンストラクターズは11月15日,同社が国内総販売代理店をつとめる英・SNシステムズ・ソフトウェアが開発したプレイステーション2向けゲームソフト開発環境の発売に先立ち,Windows版GNUツールを各ライセンシー向けに無償で配布すると発表した。
今回無償配布される開発ツールは,スパイス コンストラクターズが年内に発売を予定しているPS2向けプログラム開発環境「PRO-DG for PlayStation2」のプレリリースともいえるWindows版GNUツール。
PS2で実装されるR5900やVPUといった「Emotion Engine」の各種プロセッサに対応しており,PS2開発環境である「DTL-T10000」とWindowsマシンを LAN接続した状態で作業を行えるため,実質的にすべての開発作業をWindows環境内で完結できる。
このWindows版GNUツールは,SCEが提供しているLinux上のPS2向けプログラム開発ツールを Windowsに移植したものとなり,「今回の無償配布ではPS2開発BOXへの制御部分が含まれていないため, 配布されるツール自体はクロスコンパイル環境になる」という。
このツールはPS2に関するライセンス契約をSCEとの間で締結している法人を対象に,本日(11月15日)から,電話または電子メールによる申し込みで配布される。
[SOFTBANK GAMES]
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