1999年11月20日 更新

グラフィックカードなども出そろった「Custom PC WORLD」

　既報の通り，自作パソコンのイベント「Custom PC WORLD '99 in 秋葉原」が，明日（21日）まで開催されている。ここではPCゲーム以外にもグラフィックカードも数多く出展され，来場者を集めていた。

　3dfx（日商エレクトロニクス）のブースでは，「Voodoo3 3500TV AGP」を出展。Voodoo3 2D/3Dエンジンを搭載し，183MHzのクロックで高速描画を実現している。また，「単なるビデオカードとしてではなく，さまざまなニーズに応えるべく」（説明員），MPEG2ビデオキャプチャ機能やTV/FMチューナー，デジタルVCRなど多彩な機能を誇る。

　同社ブースでは，ビデオキャプチャ機能やTVチューナー機能をデモしていたぞ。また，当然，高速描画をアピールするため「電車でGO！」などのゲームも同グラフィックボード上で動かしていた。なお，「Voodoo3 3500 TV AGP」などのユーザーは，「Custom PC WORLD '99 in 秋葉原」の期間中（明日・21日まで），3dfxブースに購入したキットとレシートを持っていくと，特製Tシャツなどカッコイイ3dfxグッズがもれなくもらえるよ。

　Matrox（インフォマジック）ブースでは，「Matrox Marvel G400-TV」を展示。Matrox G400チップを搭載し，3D性能が従来製品の約3倍も向上したというのがウリだ。この製品もビデオキャプチャー，TVチューナー，ビデオ編集機能などを備える。「各社からさまざまな新グラフィックアクセラレータが出ているが，この製品は解像度と色という基本も忘れていない」と同社の説明員。

　ブース内では，同ボードの「DualHead Display機能」のデモを行っていた。これは，Matrox G400の持つ，1つのグラフィックチップで2台のモニタを制御する機能。1台目のモニタから任意の領域を2台目のモニタに拡大表示させたり，ビデオ編集時に1台のモニタでアプリを実行しながらもう1台のモニタでDVDをフルスクリーン再生表示させる，ということも可能なのだ。

　カノープスでは，予告通り，GeForce 256を搭載した「SPECTRA 7400」を大々的にデモ。

「SPECTRA 7400」と従来モデルとの，3Dアプリケーション実行比較デモも行われ（右上写真），そのリアルさの違いに驚きの声も挙がっていた。さらに各社のマザーボードとの検証テストもユーザーの目の前で行うなど，その信頼性の高さもアピールしていた。

「Custom PC WORLD '99 in 秋葉原」では，こうした各社のブースもさることながら，ゲーム大会が行われる「イベントステージ」（左写真）や，パネルディスカッションや製品紹介が目白押しの「カスタムPC教室」などなど，見所満載。明日の日曜日は，秋葉原でコンシューマーPCの最先端に触れよう。

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[原 毅彦，SOFTBANK GAMES]

LINK:
Custom PC WORLD '99 in 秋葉原

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