1999年11月25日 更新

「SIMPLE1500シリーズ」300万本達成記念発表会。2000年の新作も発表！

　ディースリー・パブリッシャーは本日（11月25日），同社のプレイステーション用低価格タイトル「SIMPLE1500シリーズ」の出荷が300万本を達成した記念の発表会を行った。

「SIMPLE1500シリーズ」は，'98年10月に「THE麻雀」「THE将棋」などをリリースして以来，だれでも知っている内容や1,500円という身近な価格で大人気のシリーズ。11月には20本目のシリーズがリリースされ，総出荷は300万本を超えたという。スゴい！

　最初に挨拶を行った同社代表取締役社長・伊藤裕二氏は，カルチュア・パブリッシャーズからの独立後も好調であることを報告。また，「2000年春には株式公開も予定している」（伊藤社長）ことも明らかにした。

　続いてディースリー・パブリッシャー役員たちから，同シリーズの販売状況の推移や，「他社のゲームタイトルと比較して幅広い年齢で，しかも女性のニーズも高い」ことも報告されている。

　なお，12月9日には，フルポリゴンで20人のレスラーが登場する「Vol.22 THEプロレス」，対戦も可能で4種類のコートが用意された「Vol.23 THEゲートボール」，さらに竜の子プロダクションデザインの世界観が楽しみなガンシュー「Vol.24 THEガンシューティング」が同時リリースされる。もちろんすべて1,500円。

　さらに2000年2月には「Vol.25 THE競馬」「Vol.26 THEテニス」「Vol.27 THEスノーボード」が発売されることが発表された。発表会会場では，「THEテニス」と「THEスノーボード」がデモされていたが，1,500円とは思えない本格的な出来で，リリースが楽しみだ。

　その後，テレビ朝日の才能発掘番組「D's Garage 21」で，この「SIMPLE1500シリーズ」のゲーム企画の募集を行っていることも発表された。同番組の渡辺浩弐氏（GTV）は，ここ数年ゲームはビッグタイトルでなければ売れない，という状況が続いていることを指摘。「これは新しいクリエイターが育ち難い環境を創っているが，アイディア勝負の”SIMPLE1500シリーズ”が売れたということは，ゲーム業界にも若い世代が育つ希望といえる」と，今回の企画募集の経緯を説明した。

　いずれにしろ，その低価格とシンプルなシステムは，ユーザーにとって大きな魅力。今後も数多くのシリーズが，多くのゲーマーにプレイされることになるはずだ。

[原 毅彦，SOFTBANK GAMES]

LINK:
ディースリー・パブリッシャー

7年間ありがとう!SOFTBANK GAMESがリニューアル

さようなら!!最後にSOFTBANK GAMES編集部から