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間もなく「2004 International CES」開幕

» 2004年01月08日 13時25分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 今年もCESの季節がやってきた。1月8日から11日までの4日間、カジノの町として知られる米国ネバダ州ラスベガスは家電とITの町に変貌する。

 「International CES(Consumer Electronics Show) 2004」は、いわずと知れた世界最大のコンシューマーエレクトロニクス展示会だ。今年で37回目という歴史を持つが、特にここ数年は出展社が増え続け、オーディオ・ビジュアル機器やゲームといったコンシューマー製品のみならず、PCや携帯電話、ネットワーク製品などITの分野までをも包含する総合ハイテク展示会に変貌している。主催のCEAによると、今年の出展社数は2300超。昨年実績は2200社だったため、今年はさらに100社が出展社リストに名を連ねたことになる。

photo 薄曇りの肌寒い天気のもと、準備は急ピッチで進んでいる
photo 展示会場も広大だ。メイン会場となるLVCC(LasVegas Convention Center)を中心として、Las Vegas Hilton、Alexis Park、Rivieraといった近隣ホテルにまで展示ブースが設営され、期間中は各会場と市内にある主なホテルを無料の巡回バスがつなぐ。それでも人があふれ、バス乗り場はいつも長い列ができる

 期間中は100以上のカンファレンスが開かれる。基調講演は、7日のMicrosoft(ビル・ゲイツ会長兼CSA)を皮切りに、8日のIntel(ポール・オッテリーニ社長)、松下電器産業(大坪文雄専務)と続く。また、7日には大手家電メーカー各社がプレス向けのカンファレンスを行う予定だ。昨年の「SPOT」や「Banias」のような目玉に欠けるといわれる今年のCESだが、どんな“隠し球”が飛び出すのだろうか?

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