ニフティは1月14日、ベイズ理論を応用した学習型迷惑メール対策機能の提供を@niftyユーザー向けに始めた。同理論を応用した迷惑メール防止機能を国内ISPが導入するのは初めてとしている。
ベイズ理論は確率論の考え方で、過去に起きた事象の発生頻度から未来を予測する。同理論を迷惑メールのフィルタリングに使う「ベイジアンフィルター」は既に一部で利用されている。
新サービスでは、あらかじめ設定した判断基準を基に、ユーザーが受信した迷惑メールを自動的に判別、振り分けを行う。ユーザーの利用状況に合わせてフィルタリングする迷惑メールの特徴を学習、判別精度が向上する。同じ内容でメールアドレスだけ違うメールなどに効果があり、同社の実験では5回の学習で迷惑メールの約94%を遮断できたという。
新サービスは@niftyユーザーなら無料で利用できる。従来の受信拒否条件設定や受信拒否アドレス設定と組み合わせ、強力に迷惑メールを遮断できるとしている。
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