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ゲームとともに成長した著作権ITmedia LifeStyle Weekly Top10

» 2004年02月02日 22時29分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

LifeStyle Weekly Top10 1月25日〜1月31日

1位 グラビアアイドルは、意外とチャットしてるんです!
2位 訴訟で振り返るファミコンの歴史 〜「パックマン事件」から「ときメモ事件」まで
3位 ソニー、「PSX」の無償アップグレードは2月上旬より
4位 数年後、FTTHは“1Gbps+多チャンネル放送”になる
5位 Winnyに参加しただけで摘発も? 〜ACCS
6位 PCを“ほぼ瞬時に”ブートする新技術
7位 堕ちたIPモバイル電話――JMネットの“闇”
8位 “1セグメント放送”が抱える課題と期待
9位 期待通り? 期待ハズレ? JMネットのPDAフォン
10位 高画質化機能をそつなく搭載、低価格も魅力の「PC-MV5DX」

 先週のトップは、グラビアアイドルへのインタビュー記事。アイドルが日常的にインターネットを活用する……という、記事の内容もさることながら、掲載されたアイドルの大胆な水着写真も、アクセスを集める要因になったことは間違いない。

 2位には、ファミコンにまつわる過去の訴訟事例を、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)のコメント付きで振り返る記事が入った。ゲーム業界が、いかに著作権を勝ちとってきたかが分かって、興味深い。

 記事にもあるが、「スペースインベーダー パートII 事件」が起きた1978年当時は、“プログラムの著作権”は著作権法に規定されていない状況だった。

 プログラムの著作権が同法に明記されるようになったのは、1985年のこと。――ちょうどこの年に、ACCSは設立されている。

 インターネットを介した著作権侵害で、よく取りざたされる“公衆送信権”が整備されたのは、1997年のこと。ほんの、数年前だ。また、“上映権”はかつて映画の著作物に限られていたが、1998年には、この限定が外されている。

 著作権は、日々進化するもの。現在の日本は、ACCSの久保田裕専務理事が「著作権の先進国」と呼ぶまでになっている。

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