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デノン、SACDプレーヤーとホームシアター用スピーカー

» 2004年02月03日 19時48分 公開
[ITmedia]

 デノンは、SACDプレーヤー新製品「DCD-SA500」と、ホームシアター用のスピーカーシステム「5Lシリーズ」3モデルを2月下旬から順次発売する。

photo DCD-SA500

 DCD-SA500は3月上旬発売で9万9000円。独自の「オリジナル・ドライブメカニズム」を採用した。高速回転時の振動による共振を抑えたほか、ピックアップの角度をディスクに合わせて最適に調整、安定した再生が可能だ。

 D/Aコンバーターは、上級機種で採用されている「アドバンスド・セグメント型」。ダイナミックレンジを高め、ノイズの発生を最小限に抑えた。

 デジタル部とアナログ部の回路を分け、干渉を最小限に抑えて音質劣化も防いでいる。

 テストトーンを聞きながら手持ちのスピーカーに合った音質に調整できる機能や、2chのステレオ再生時にセンター、サブウーファーなど不要なオーディオ電源を自動でオフにする機能も備えた。

 SACD再生時の再生周波数は2Hz−100KHz、S/N比は113デシベル、ダイナミックレンジは107デシベル。CD再生時の再生周波数は2Hz−20KHz、SN比は118デシベル、ダイナミックレンジは100デシベル。

 サイズは434(幅)×135(高さ)×330(奥行き)ミリで、重さは7.4キロ。

photo SC-T5L

 スピーカーシステム「5Lシリーズ」は、2月上旬に発売する。トールボーイ型スピーカー「SC-T5L」(3万5000円)とセンタースピーカー「SC-C5L」(2万5000円)、スーパーウーファー「DSW-5L」(5万5000円)の3モデル。それぞれ木目、シルバー、ブラックの3タイプから選べる。

photo SC-C5L

 各モデルとも、MDF版を曲げて成形した木製キャビネットを採用した。塗装と研磨を繰り返して硬質な塗膜で覆い、音の伝速度を早めた。

 SC-T5LとSC-C5Lは、20KHz以上の高帯域が再生可能なスーパーツィーターを搭載した。「ネオジウムマグネット」を採用して磁気歪みを低減、緻密でクリーンな音を再生できるという。

 SC-T5LとSC-C5Lのウーファーには独自の「P.P.D.D.(Push-Pull Dual Drive)方式」を採用。量感のある高品位な低音再生が可能だという。

 SC-T5LとSC-C5Lは、広い帯域で均一な指向特性を持つ新開発の「クロスオーバーネットワーク」を搭載した。複数人で視聴する場合も各人が最適な音場で楽しめる。

 SC-T5Lのユニット構成は、8センチウーファー×2、スーパーツイータ×1の2ウェイ3スピーカーで、周波数特性は45Hz−90KHz、平均出力音圧レベルは88デシベル。サイズは280(幅)×1060(高さ)×270(奥行き)ミリで、重さは5.2キロ。

 SC-C5Lは8センチウーファー×2、スーパーツイーター×1の2ウェイ3スピーカー構成で、周波数特性は55Hz−90KHz、平均出力音圧レベルは88デシベル。サイズは450(幅)×85(高さ)×179(奥行き)ミリで重さは2.2キロ。

photo DSW-5L

 DSW-5Lの最大出力は140ワット。ドライブユニットにダンピング効果に優れた特殊ゴムエッジを採用、クリアで腰の強い低音を楽しめるという。ユニットは16センチ径のコーン形。周波数帯域は30Hz−200Hz、クロスオーバーは50−200Hzの連続可変。サイズは220(幅)×510(高さ)×380(奥行き)ミリで、重さは11.4キロ。

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