シャープは、家庭内ネットワークの核としてPCやTVなどをつなぐHDDレコーダー機能を持つサーバー“ガリレオ”の第2弾「HG-02S」を発表した。価格はオープンプライス(想定実売価格10万円前後)で、2月20日発売予定。
昨年発表された初代“ガリレオ”からの主な強化ポイントは3点ある。まず、HDDが120Gバイトから160Gバイトに大容量化された。これにより、長時間モード(2Mbps)なら最長155時間録画が可能となった。録画モードは従来と変わらず、MPEG2は2Mbps(長時間)/4Mbps(標準)/8Mbps(高画質)の3種類。EPGは、ADAMS-EPG+を採用している。
また、無線LANアクセスポイント機能をIEEE802.11bからIEEE802.11b/gに強化した。これにより、従来はストリーミング伝送が不可能だった「高画質モード」の映像(8Mbps)も無線LAN経由で視聴できるようになった。なお、LAN内で同時に接続できるPCの数は2台まで。ワイヤレス部のセキュリティは、64/128/152ビットWEPにくわえ、WPA、Any接続拒否機能などをサポートしている。
3点めは、ザウルス用のガリレオ接続ソフト「Media Palette for Zaurus」を新たに搭載したことだ。これにより、外出先からでも、インターネット経由でガリレオに接続し、MPEG4録画した動画をダウンロードしたり、公開中のアルバムに対する写真の投稿や閲覧が可能になる。対応するザウルスは、「SL-C860/C760/C750」の3モデルだ。
このほか、ファイル共有機能の「メディアコンテナ」、最大5つのホームページを公開可能なWebサーバ機能、デジタルカメラなどで撮影した画像を登録し、Webに公開できる「アルバム機能」、カメラ付き携帯電話で撮影した写真を公開する「投稿アルバム機能」などを搭載している。
なお、固定IPアドレスのない環境で外部からガリレオにアクセスするときには、シャープスペースタウンが無料で提供しているダイナミックDNSサービスを利用できる。利用時には、ユーザー登録およびシャープスペースタウンの情報サービス会員への入会(いずれも無料)が必要だ。
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