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ビクター、F1.2レンズと3インチディスプレイ搭載のDVカメラ

» 2004年02月12日 16時22分 公開
[ITmedia]

 日本ビクターは2月12日、DVカメラ「ベビームービーシリーズ」新製品2機種を3月上旬に発売すると発表した。オープン価格で、実売予想価格はGR-DX97」が8万円前後、「GR-D230」が9万円前後。

 DX97は、1/6インチ68万画素(撮像エリア34万画素)のCCDを採用したDVカメラで、「GR-DX95K」の後継モデル。12倍ズームレンズを備える。

 F1.2のレンズを採用した。DVカメラで多く採用されているF1.8のレンズよりも約2倍明るいという。最低照度は7ルクス。

 本体は従来モデルよりも体積比で約15%小型化した。サイズは52(幅)×93(高さ)×94(奥行き)ミリで、重さは約435グラム。

 液晶ディスプレイのサイズは3インチと大型。低反射コーティングも施した「クリアブライト液晶モニター」で、明るい屋外でもくっきりと見やすいという。

 「3次元DNR回路」を搭載した。暗いシーンで発生するノイズを30%低減したという。被写体や周囲の明るさを判断して、自動でLEDライトを点灯する「オートLEDライト」も備えた。

 SDメモリーカードスロットを装備した。静止画をSDカードに保存できるほか、指定した間隔で静止画を記録してSDカードに保存できる「インターバルスナップショット」や、撮影した動画の始めの画像をサムネイル化してSDカードに保存、再生時にインデックス表示して頭出し再生できる「DVナビ機能」も備えた。

 USB端子を装備し、動画をMEPG-1形式にリアルタイム変換してPCに出力する「USB動画転送機能」も利用できる。インタフェースはIEEE 1394端子、S映像端子なども備える。

 付属のリチウムイオン充電池で約1時間15分の連続撮影が可能だ(液晶ディスプレイON時)。液晶ディスプレイを閉じると自動で電源が切れる「クイックパワーオフ」を備えた。

 DX230は、1/4インチ133万画素CCDと10倍ズームレンズを搭載する。有効画素数は動画が69万画素、静止画が125万画素。「GR-D200」(関連記事を参照)の後継モデルとなる。

 光沢のある「キラキラ☆デザイン」を採用。「プラチナシルバー」「サファイアブルー」「トルマリンピンク」「ピュアブラック」の4色をラインアップした。「D200」よりも体積比で10%小型化している。サイズは62(幅)×96(高さ)×110(奥行き)ミリで、重さは約550グラム。

 「スーパーハイバンドカメラ回路」により、水平解像度約540本の高精細な動画記録が可能だ。静止画は「プログレッシブフレーム静止画(高速メカニカルシャッター)記録方式」を採用。最大1280×960ピクセルで撮影できる。

 液晶ディスプレイは2.5インチのクリアブライト液晶モニター。「D97」と同様、3次元DNR回路やインターバルスナップショット、DVナビ、USB動画転送、クイックパワーオフ機能も搭載している。

 内蔵リチウムイオン充電池で約1時間20分の連続撮影が可能だ(液晶ディスプレイON時)。

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