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件名に“ID”が付くメールにご用心〜「Beagle.B」ウイルスを警告

» 2004年02月18日 16時43分 公開
[RBB Today]
RBB Today

 ウイルス対策ソフトベンダー各社は、TCP8866番にバックドアを仕掛けるウイルスを警告した。シマンテックは「W32.Beagle.B@mm」として危険度3、トレンドマイクロは「WORM_BAGLE.B」として危険度中で注意を呼びかけている。今のところ、米国とヨーロッパで感染が拡大している。

 メールを経由して感染を広げるが、件名は“ID <ランダムな文字>... thanks”といった形式になっているほか、ウイルスの実行ファイルが添付されている。

 また、Beagle.Bが仕掛けるバックドアは、リモートからシステムフォルダへのファイルの保存と実行が許可されてしまうため非常に危険だ。さらに、一部のWebサイトに1秒間に1万回ものHTTPリクエストを送信したり、独自のSMTPエンジンを用いてメールを送信して感染を拡大したりする行動も確認されている。

 なお、2月25日で活動が停止するように設計されている。