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事故多発地帯の警告など、いすゞ自動車がテレマティクスサービス

» 2004年02月25日 20時20分 公開
[RBB Today]
RBB Today

 いすゞ自動車(いすゞ)は、商用車向けのテレマティクスサービス「みまもりくんオンラインサービス」を発売した。初期費用は78,000円、利用料金は4,500円。別途、通信端末の費用、取付手数料、通信料金などが必要。

 「みまもりくん」は2002年1月から販売している運行診断システムで、今回はKDDIの通信モジュールやGPSによる位置情報の取得機能が追加された。対応するのは、同社の大型トラック「ギガ」シリーズ。順次、中型と小型にも対象を拡大する予定だ。

 同サービスでは、燃費、CO2やNOxなどの排出量、位置情報、ギヤ段やアクセルなどの操作情報を取得。これらの情報がリアルタイムでドライバーに提供されるほか、運送事業者側からも確認できる。また、ドライバーの運転特性を分析し、省燃費運転に役立つレポートを出力するサービスも提供される。

 さらに、事故の可能性が高い急減速を検知した場合にメールで通知する「事故かも? 警報サービス」、事故や車両故障の際にボタン1つでサポートセンターに通報できる「もっとオハヤクサービス」、走行中に事故が多発する地点に近づくと警告をする「事故多発地点警報サービス」など事故防止や処理に役立つサービスも提供される。

 同社では、燃費の削減、安全運転、運行管理体制の充実につながるとしている。