アイ・オーの「AVel LinkPlayer」、DivX認証を取得 〜国内初

[杉浦正武，ITmedia]

　アイ・オー・データ機器は3月9日、同社のネットワーク対応DVDプレーヤー「AVel LinkPlayer」が、DivX認証を取得したと発表した。3月中に予定されているファームウェアアップデートにより、最新の認証プログラムに対応する。AVel LinkPlayerは「国内で最初の、DivX認証試験に合格した主要なDVDプレーヤー」（同社）になるという。

発表会場には、DivXNetworksのPresident、Shahi Ghanem氏も登場した

　DivXは、「ビデオのMP3」（DivXNetworks）ともいわれる動画圧縮技術。DivXでエンコードされ、オンライン上で流通しているファイルは、10億以上に上るとされる。これまでも、DivX対応をうたうDVDプレーヤーは存在したが、アイ・オー・データではDivXが備える最新のDRM機能や、字幕表示などにも対応し、また各バージョンの互換性を確証するなどして、厳密なDivX認証を取得した。

　会場ではまた、ファームウェアアップデートで、各種の機能強化が図られることも紹介された。具体的には、同社のNAS製品である「LANDISK」（記事参照）を認識し、内部に保存されたファイルをAVel LinkPlayerから再生できるようになるほか、背面に搭載されたPCカードスロットから、メモリカードのファイルを読み出せるようになる。

左から、LANDISK、AVel LinkPlayer。ネットワークでつなげるだけで、互いに認識する

メニュー画面。上から2番目に「PC」というマークで、PCカードスロットが認識されているほか、1番下には「landisk」という表示で、LANDISKのフォルダが見えている

写真は、ネットワーク経由でLANDISKにアクセスしたところ