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総務省、「WINDS」利用実験の募集を延期

» 2004年03月19日 17時52分 公開
[ITmedia]

 総務省が開催している衛星アプリケーション実験推進会議は、超高速インターネット衛星「WINDS」を利用する実験の応募受け付け時期を延期すると発表した。昨年11月のH-II Aロケット打ち上げ失敗を受けたもの。

 「WINDS」(Wideband InterNetworking engineering test and Demonstration Satellite)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と通信総合研究所が共同で開発を進めているインターネット衛星。ブロードバンド回線が未整備の山間部や諸島にも高速なインターネット接続手段を提供するものとして期待されており、打ち上げ後には企業や研究機関が各種の実証実験を行う予定だ。衛星アプリケーション実験推進会議は、2003年10月30日に実験の募集要項を公表し、今年4月1日から4月30日までの1カ月間に応募を受け付けるとしていた(関連記事)。

 しかし、2003年11月29日のH-II Aロケット打ち上げ失敗を受け、2005年度末に予定されていたWINDSの打ち上げは延期される見通しとなった。同会議では、今後の状況を踏まえ、応募の受け付け時期を再度検討するとしている。

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