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松下、“コントラスト感”を1.3倍にした「デジタルT<タウ>」

» 2004年04月19日 21時09分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は4月19日、デジタル3波対応チューナー内蔵のデジタルハイビジョンテレビ「デジタルT<タウ>」4製品を発表した。とくに36型および32型の「D60」シリーズでは、新開発のブラウン管「NEWオールフォーカス・チューブ」を搭載し、色再現性と“コントラスト感”を向上。もちろん、同社の生活情報ネットワーク・サービス「Tナビ」にも対応している。

photo 「TH-36D60」(左)と「TH-32D55」
製品名 TH-36D60 TH-32D60 TH-32D55 TH-28D55
画面サイズ 36型 32型 32型 28型
価格 オープン
実売予想価格 28万円前後 23万円前後 18万円前後 14万円前後
発売日 5月20日 6月1日

 「NEWオールフォーカス・チューブ」は、従来の「オールフォーカス・チューブ」に「鮮やかフィルター」と呼ばれるフィルタを追加したもの。蛍光体の発光色から不要な成分を効率的にカットし、発光色そのものを鮮やかに見せるという。さらに、従来製品(D55シリーズ)より外光反射率を約30%低減させ、「コントラスト感をD55の1.3倍に向上させた」(同社)としている。

photo 「NEWオールフォーカス・チューブ」の仕組み。RGBの各蛍光体にそれぞれ「あざやか」フィルターを追加した

 EPGはG-Guide。表示チャンネル数をハイビジョンテレビの高解像度を生かし、最大9チャンネル分を一度に表示可能だ。もちろん、ジャンルやキーワード、人名などによる番組検索機能もある。

photo 設定変更により、表示チャンネル数を3/5/7/9と切り替え可能

 ビデオデッキやDVDレコーダーとの連動予約は、付属のIrシステム(いわゆるAVマウス)もしくはタイマー予約で行う。Irシステムは他社製品を含むほとんどのビデオデッキやDVDレコーダーで対応可能。ただし、D55シリーズを他社のビデオデッキやDVDレコーダーと組み合わせたときは、アナログ放送の録画予約が行えない。

 また、松下のDVDレコーダー「DIGA」シリーズとの組み合わせなら、Irシステムを通じて番組タイトルまで伝送できる(3月9日の記事参照)。対応機種は、「DMR-E50/E55/E60/E70V/E75V/E80H/E85H/E95H/E100H/

E200H/E150V」の11モデル。

 このほか、デジタルカメラなどで撮影したJPEG画像をテレビで再生するSD静止画再生機能、デジタルテレビ向けの生活情報ネットワーク・サービス「Tナビ」、主なボタンを大きくして使いやすくした「NEWパワーリモコン」などを装備。さらにD60シリーズは、D-VHSデッキやハイビジョン対応HDDレコーダーと連携録画するためのi-Link端子を2系統備えた。

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