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“ウェアラブルなナイスガイ”がグレードアップ!――Ver.3になった「電脳ジャンバー」(2/2 ページ)

» 2004年04月21日 16時26分 公開
[渡邊宏,ITmedia]
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 名刺入れ、筆記具、メモ帳、PDA、デジカメ、電子手帳、USBメモリ。こちらも思いつくまま入れていく。普段持ち運ぶもののなかで一番の大物、ノートPC(ThinkPad X40)も背中のポケットに入る(後ろから狙われても、これで“安全”だ)。

 これだけ入れてもまだスペースは空いている。

 ここまできたら空いているポケットが気になる。いつも上着の収納力が少ないことを悩んでいた反動か、何か入れなくてはいけない気がする。このジャンバーならではの、何かサイバーなものを入れて、この虚無感を埋めなくてはいけない。それに、PANをもっと有効活用しなくてはならない。

 iPodとならぶ通勤娯楽アイテムである「ゲームボーイアドバンス」に、もしもの時のための乾電池。それにデジカメの予備も入れた。2つ目の電子辞書と紙の辞書も入れて、不意の事態(急に辞書が読みたくなるとか)にも対応した。

 PANを有効活用するために、ICレコーダーは背中のノートPCと接続してある。

photo 私的にはフル装備。実は缶切りなんかも入っていて、「1人十徳ナイフ状態」。ただし缶切りや爪切りなんかを入れておくと、飛行機に搭乗拒否されそうだ
photo フル装備の後ろ姿。ノートPCの予備としてVAIO C1も装着

“あの人”に近づくために…

 かなり満足。ポケットがすでに変形しているが気にしない。ジャンバー1枚でここまでウェアラブれるかと思うと、かなりのワクワク感だ。このギョーカイで有名なあの人の気分にちょっと近づけた気すらする。そうだ。ウェアラブルとは本来楽しいものなのだ。

 この状態で秋葉原に出かけてみて気が付いたが、実は、収納にはちょっとしたコツがある。

 ポケットがたくさんあるからといって、バカスカと詰め込むのではなく、入れる物の厚みを考えて収納するのがポイントなのだ。腹部のポケットは大きさも手頃で、いろいろな物が入るが、PDAや電子手帳など比較的厚みのないものは胸部分のポケットに入れ、デジカメなど厚みのある物やペットボトルなどを腹部のポケットに入れる。

 そうすれば、ジャンバーの下部分だけに荷物が集中することなく、着心地や見た目もすっきりするのだ。

 ノートPCは一部のサブノートを除いて、背中に入れるしかない。背中のポケットはかなりの大きさなので、その気になれば、A4サイズのノートも軽く入る(持ち運びたいかは別問題だが……腰痛持ちの某編集長など、一発でアウトだろう)。

 ジャンバー1枚で手持ちのガジェットをウェアラブルできる電脳ジャンパー。持ち運ぶ小物が多くて困っている人、サイバーな雰囲気に憧憬を抱く人、ウェアラブりたい人。そんな人におすすめだ。

 もっとも、片っ端から入れると重くてたまらんけど。

photo こんなに入れちゃいました。約7キロ
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