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パイオニア、6.1chの自動音場補正を搭載した普及型AVアンプ

» 2004年05月13日 19時46分 公開
[ITmedia]

 パイオニアは、自動音場補正システム「オートMCACC」を採用したAVアンプ「VSX-D814-S」を6月下旬に発売する。FM/AMチューナーや6chアンプも搭載し、価格は5万8800円。

photo パイオニア「VSX-D814-S」

 オートMCACC(Multi-Channel Acoustic Calibration System)は、付属の専用マイクを視聴位置にセットし、テストトーンを測定することで音場を自動設定する機能だ。各スピーカーの音圧レベルや距離の補正を行えるため、「録音スタジオに迫るリアルな音場を家庭で再現できる」(同社)という。

 また、スピーカーシステムや部屋のサイズ、リスニングポジションなどを選択していくことで、最適なサラウンド設定ができる「アドバンスド・クイックセットアップ」も搭載。セットアップを容易にしている。

 パワーアンプは100ワット×6。PHA(Pioneer Hybrid Amplification)と呼ばれる独自開発のハイブリッドパワーアンプモジュールを使用している。また、6チャンネルすべてに192kHz/24bitのDAコンバーターを採用した。

 サラウンドデコーダーは、ドルビーデジタル/ドルビーデジタルEX/ドルビープロロジック/ドルビープロロジックIIx、DTS/DTS-ES/DTS Neo:6/DTS 96/24、そしてMPEG-2 AACに対応。ドルビーデジタル プロロジックIIxをサポートことで、2chおよび5.1chの音声ソースを6.1chに変換して再生できるようになった。

 入力端子は、デジタル音声が同軸2系統と光3系統(内1系統はフロント入力用)、アナログ音声が3系統。ビデオ入力は、S端子およびコンポジット×4系統とD4対応の2系統を備える。一方の出力端子は、光1系統、アナログ音声1系統、ビデオ2系統(S端子およびコンポジット)、そしてモニター用のD4出力が1系統など。

 本体サイズは420(幅)×401(奥行き)×158(高さ)ミリ。きょう体には、信号ラインを最短化することで、ノイズの混入や回路間の信号の干渉を抑える「ダイレクトコンストラクション」構造を採用した。重量は約10キログラムだ。

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