レビュー
2004/05/14 17:33 更新

レビュー
“軽快”な操作性が身上、日立のハイブリッドレコーダー「MS-DS250」(前編) (1/3)

家電の巨人がようやく重い腰を上げた。日立製作所は4月15日、HDD+DVDのハイブリッド型3機種を含む5機種のDVDレコーダーを発表、DVDレコーダーのラインナップを一気に拡充する。今回は、間もなく発売が開始される「MS-DS250」を試用してみた。

 大手家電メーカーの中では、DVDレコーダーにあまり積極的ではなかった日立製作所。これまでも散発的にDVD単体レコーダーなどを投入していたが、ラインアップを揃えて本格参入するのは初めてだ。

 注目の高いHDD+DVDハイブリッド機は、初の400GバイトHDDを搭載した「MS-DS400」を筆頭に、「MS-DS250」「DV-DS160」の3機種を用意した。いずれもDVDマルチドライブを採用し、DVD-R/-RW/-RAMの3つのレコーダブルDVDメディアに対応。形式の末尾はHDD容量をそのまま示し、それぞれ400/250/160GバイトのHDDを内蔵している。

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写真は「MS-DS400」(左)と「DV-DS160」(右)。「MS-DS400」と「MS-DS250」は、HDD容量が異なるだけの姉妹モデルだ。どちらもアナログBSチューナーやゴーストリダクションを備え、EPGにも対応している。一方の「DV-DS160」は、いくつかの機能を省略した普及モデルという位置付けだが、DV端子など別の特徴を持っている。詳細は別記事を参照

 今回取り上げる「MS-DS250」は、5月下旬に発売される予定のミッドレンジモデルだが、上記の通り、HDDの容量以外は「MS-DS400」と全く同機能。スペック的には他社のハイエンドモデルにほぼ匹敵する製品といえる。

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DVDドライブが左端にある独特のデザイン。時刻や再生時間などのディスプレイを省略するなど、かなり思い切った設計だ

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前面パネルに8つ、カバー内に9つのボタンを備え、本体だけでも基本的な操作は行える。カバー内には、AV入力端子、デジカメを接続するためのUSB端子など

軽快な動作と判りやすい操作性

 「MS-DS250」の第一印象は、まず動作が“軽快”ということ。リモコン操作に対するレスポンスも良く、メニュー操作などでも特に待たされるという印象は受けない。もちろん、「PSX」のような過度な高レスポンスではないが、操作していてストレスを感じることは少ないだろう。

 操作もわかりやすい。利用頻度の高い機能はリモコンで簡単に呼び出せる。たとえば、録画済み番組の一覧画面を表示しているとき、いきなり番組表に切り替えるといったダイレクトな操作性を実現している。リモコンには、DVD/HDDの指定、テレビ、番組表、予約一覧にはそれぞれ専用ボタンが準備されている。

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メニュー操作や番組表、録画予約に利用するボタンを上段、チャンネルや機能を直接呼び出すためのボタンを中段、再生/録画に利用するボタンを下段に集中配置したリモコン。4方向キーの右にあるのがページスクロールキーだ。わかりやすく使いやすい

 再生操作も多くのボタンを割り当てており、CMスキップ(30秒)、10秒バックといった機能も操作しやすい位置にある。録画の開始、停止、一時停止は独立したボタンとすることで、録画中に再生を開始するときでも誤って録画を停止しないように配慮されている。また、予約録画中はリモコンの録画停止ボタンでは録画を終了せず、メニューから操作するといった安全対策も施されている。

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予約録画の中断はメニュー内に準備され、いきなり録画中止ボタンを押しても予約録画は終了しない

 早見、早戻し再生は、1.5/2/4/8/32/120倍とボタンを押すたびに加速するタイプで、速度の刻み方も悪くない。また、HDDに録画した番組は、番組ごとに再生終了した位置を覚えているため、たとえば家族がそれぞれの番組を勝手に再生しても大丈夫だ。再生に関するツボはおさえている。

 余談ではあるが、基本的な操作性、リモコンなどはベースモデルとなったと思われる「MSP1000」から継承したものだ。MSP1000は、限定的に販売されただけの、幻ともいえるDVD+HDDレコーダー。DVD-RAMに対応しながらVR形式で録画(ダビング)できない、コピーワンスに対応しないといった理由からあえて販売を控えたのでは? と思われる製品だったのだが、そのノウハウはしっかり活かされているわけだ。

コダワリと割り切りが共存する高画質設計

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[坪山博貴,ITmedia]

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