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電車の中でビデオを楽しむ人は増える?Weekly Access Top10

» 2004年05月28日 21時33分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 今週は、ソニー関連の記事が3本もランクイン。とくに、昨日発表されたばかりのポータブルプレーヤー「HMP-A1」は注目度が高く、一日で週間ランキング3位に食い込んだ。本日付けでレビューも掲載したので、あわせてご覧いただきたい。

 「HMP-A1」は、20Gバイトの内蔵HDDに記録した動画や音楽、画像などを外出先でも楽しめるモバイルAVプレーヤー。最近、発表が相次いだ電子ブックビューワーなどと同様、都会のサラリーマンにありがちな長時間の電車通勤時などに使われることを想定したものだ。実際、ソニーのプレス向け資料をみても、利用シーンの一番目は「通勤時間」、2番目が「出張時」(飛行機の中)となっている。

 ただ、今のところ、電車に乗ってもビデオを見ている人はあまり見かけない。これまでに唯一目撃したのは、座席の一番端に座ってソニー「PCVA-HVP20」を使っていた中年男性。車内は結構混雑していて、近くの人が物珍しそうに男性の手元をのぞき込んでいた(ちょっと可哀想だった)。自分が男性の立場だったら、周囲の視線に抵抗を感じてしまうかもしれない。

 しかし、数年前なら同じように見られていた携帯電話も今や当たり前となり、電車の中でメールを打っていても誰も気にしなくなった。あと何年かすれば、ビデオプレーヤーや電子ブックも同じような存在になるだろう。身じろぎもせず、画面に熱中している男性を見ながら(やっぱり自分も見てる)、いわゆる“通勤電車市場”の潜在的なニーズを実感した次第だ。

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