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2004/05/31 18:38 更新


プラズマよりも大画面で低消費電力――エプソン、プロジェクションTV発表 (1/2)

同価格ならプラズマ比2倍の表示面積で消費電力はプラズマの半分以下、実はスリムで日本のリビングにもピッタリ――1インチ1万円以下を実現したセイコーエプソンのプロジェクションTV「LIVINGSTATION(リビングステーション)」。直販で届けられる大画面TVの魅力とは?

 薄型大画面TVでプラズマ/液晶に続く“第3の選択肢”が登場した。

 セイコーエプソンは5月31日、大画面プロジェクションTV(PTV)「LIVINGSTATION(リビングステーション)」2機種を発表し、国内家庭用TV市場へ本格参入した。価格は57V型の「ELS-57P1」が56万円、47V型の「ELS-47P1」が46万円と、50インチ前後の大画面で1インチ1万円を切る低価格。画面の裏から映像を投射するリアプロジェクション(リアプロ)方式ながら、高温ポリシリコンTFT液晶パネル(HTPS)を使ったマイクロデバイス型で、従来のCRT管型リアプロに比べて画質を大幅に向上しているという。

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大画面プロジェクションTV「LIVINGSTATION(リビングステーション)」

 同社独自の表示デバイス「HTPS」はアクティブマトリクス駆動方式の透過型LCDで、小型・高精細/高コントラスト/ドライバ内蔵可能といった利点を生かしてプロジェクター向け表示デバイス(ライトバルブ)として広く使われている。

 LIVINGSTATIONに採用されたHTPSはサイズが0.7インチで解像度は1280×720ピクセルとなり、BS/110度CS/地上デジタルのハイビジョン放送に対応する。R/G/B各色ごとに用意した3枚のHTPSを搭載した3LCD方式(3板透過方式)を採用し、高い色再現性と800対1という高コントラスト比を可能にした。

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LIVINGSTATIONでは、デバイスだけでなく光学ユニットも自社開発

 “リアプロ”と呼ばれていた以前のPTVは「大画面だが暗くてフォーカスが甘い」といわれていたが、液晶/DLP/LCOSなどを使った近年の「マイクロデバイス方式」は画質が大幅に向上しており、欧米では昨年あたりから“PTV(リアプロ)ブーム”が起こっている。「なかでもHTPSを使った3板透過方式の液晶PTVは、高画質と価格の安さで注目されている」(同社)

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 プロジェクター向けのライトバルブは、HTPS・3板透過方式のほかにDLP・単板反射方式やLCOS・3板反射方式の3方式が現在主流となっている。入射光をデバイスで反射させるLCOSなどは、偏光ビームスプリッター(PBS:Polarized Beam Spritter)を3つ使用し、投影レンズもバックフォーカスの長い高価なタイプが必要となるためその分コスト高となってしまう。また、光量はパネルの面積にほぼ比例するため、単板方式では3板方式に比べてより大きな面積のデバイスが必要となる。HTPS・3板透過方式が、高画質で低価格なPTV作りで優位といわれる理由がこれだ。

実質の設置面積は“薄型”プラズマ/液晶TVと同じ?

 57V型と聞いてもなかなかピンと来ない画面サイズだが、寸法で表すと1262(幅)×710(高さ)ミリという大きさになり、面積比にするとプラズマTVでメインサイズとなっている42V型の約2倍という大画面になる。42V型プラズマTVの実売が50万〜60万円前後なので、価格面でもちょうどELS-57P1と競合。フロントプロジェクターで観るような60インチクラスの大画面が、42V型プラズマTVの価格で楽しめるのだ。

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57V型は、面積比で42V型の約2倍

 ここまで大画面だと本体サイズや重さが気になるところだが、LIVINGSTATIONは、57V型のELS-57P1が1382(幅)×1004(高さ)×413(奥行き)ミリで重さ56キロ、47V型のELS-47P1は1161×879×377ミリで重さ48キロと薄型コンパクトになっている。

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[西坂真人,ITmedia]

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