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ネットショッピング、課題はカートの“使い捨て”

» 2004年06月03日 08時35分 公開
[ITmedia]

 ネット広告会社のDoubleClickは6月2日、1〜3月期の電子商取引サイト動向に関する報告書を発表、ユーザーがショッピングサイトで費やす時間が増え、実際に購入する割合も増加したと指摘した。半面、「買い物かご」に商品を入れたものの、購入には至らないケースも増えているという。

 この報告書は、DoubleClickのWeb分析ソフト「SiteAdvance」で集計したデータをもとにまとめられた。セッション当たりのページビュー数は前期比で22%増加、ビジターが実際に購入する割合も4%と、前期の3.5%から伸びている。

 買い物かごに商品を入れる頻度は前期に比べて25%上昇したが、実際にこれを購入する頻度は逆に14%低下。1ドルの販売につき、5ドル相当分が買い物かごに入れられたまま購入されなかった計算になるという。この数字は再売り込みをかける大きなチャンスがあることを示すものだとDoubleClickは指摘している。

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