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CDの値下げ加速、ファイル交換が一因?

» 2004年06月04日 08時34分 公開
[ITmedia]

 調査会社NPD Groupがまとめた米国のCD価格調査によると、1〜3月期のCD平均価格は13.29ドルとなり、前年同期の13.79ドルから4%近く下落した。前年比の下落率は10〜12月期が2.5%、7〜9月期が1%以下だったのと比べ、CDの低価格化が加速しているようだと指摘。その一因としてファイル交換を引き合いに出している。

 「低価格化が加速している理由はいくつかある。まず筆頭に挙げられるのは、ファイル交換が一因となってここ数年で市場が様変わりし、レコード業界が対応を迫られていることだ」。NPD Musicのラス・クルプニック社長はこう解説している。

 上位50にランクされたCDの平均価格は前年比3.1%下落して13.36ドル。リリース後1年半月以上たったいわゆる「カタログCD」の平均価格は13ドルを切って12.99ドルとなった。

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