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MS、Hotmailからの送信メールにもスパムフィルター適用へ

» 2004年06月04日 12時00分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Microsoftは迷惑メール対策の一環として、コンシューマー向けのメールサービスで、送信メッセージもフィルターにかけることを計画している。米Microsoftのセキュリティ技術/戦略部門ジェネラルマネジャー、リアン・ハムリン氏が6月3日、電子メール業界カンファレンスのInboxで明らかにした。

 Microsoftは先に、2年間かけてスパム問題を解決するという目標を立てており、残された期間はあと19カ月だとハムリン氏。

 同氏は毎日145億のスパムメッセージが送られているというBrigtmailの統計を紹介し、MicrosoftのWebメールサービスHotmailに入ってくるスパムの数は1日当たり27億通だと語った。

 こうしたスパムを抑制するため、Microsoftは向こう数カ月以内に、HotmailとMSNサービスに送られてくるメールだけでなく、そこから外へ送られるメールにも、スパムフィルターを適用する計画だ。フィルターは、ユーザーが大量のメッセージを送信した場合に動作する。スパム送信者によるMicrosoftサービスの悪用を中止させることが狙いだとハムリン氏は説明した。

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