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東芝、第4世代の「gigabeat」シリーズ3機種を発表

» 2004年06月14日 15時00分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 東芝は6月14日、ポータブルオーディオプレーヤー「gigabeat」シリーズの新製品を発表した。ラインアップは、5GバイトのHDDを内蔵した「gigabeat G5」、20Gバイトの「gigabeat G22」、そして40GバイトHDDの「gigabeat G40」の3機種。いずれも価格はオープンプライスで、7月中旬から順次発売する予定だ。

photo 「gigabeat G5」のカラーバリエーション。外形寸法は76.5(幅)×89.5(奥行き)×12.7(厚さ)ミリ。なお、最上位モデルの「gigabeat G40」では初めて2プラッタの1.8型HDDが採用されたため、15.7ミリ厚と3ミリほど厚みが増している
製品名 gigabeat G5 gigabeat G22 gigabeat G40
HDD容量 5Gバイト 20Gバイト 40Gバイト
直販価格 2万9800円 4万7040円 5万4800円
発売日 7月中旬 7月下旬 9月下旬
価格はオープンプライス

 第4世代となる新gigabeatの特徴は、まずマイクロソフトの著作権保護技術「Windows Media DRM V1」に対応したこと。OCNの「OCN MUSIC STORE」エキサイトの「Excite Music Store」といった音楽配信サイトから楽曲を購入し、gigabeatに転送して持ち歩くことができる。東芝では「今後もこのような展開を進める」と話しており、楽曲配信サイトの追加も期待できそうだ。

 ハードウェア面では、USBバスパワーによる充電が可能になった点は大きい。従来製品では、ACアダプタもしくはクレードルが必須だったが、今回の変更でパソコンが手元にあれば充電が可能になる。「ACアダプタではフル充電までに3時間ほどの時間がかかるが、USBバスパワーでもPC側の電源供給さえ十分なら同レベルの充電時間で済む」(同社)という。

photo 本体の液晶ディスプレイはブルーバックライト式。バックライトON/OFFそれぞれの状態でネガ/ポジ表示の設定が可能。なお、gigabeatの特徴である「ネックストラップ型リモコン」や「ワイヤードリモコン」も、全モデルに同梱されている

 カラーバリエーションが増えたのも新製品の特徴。G5は「ホワイティッシュシルバー」が標準カラーだが、このほかに数量限定の「クリスタルブルー」と「サンセットオレンジ」を用意した。ホワイティッシュシルバーは7月中旬から、限定色の2モデルは7月下旬に発売する予定だ。「gigabeat G21」の後継となる「G22」では、「ホワイティッシュシルバー」と限定色の「バーニングレッド」を用意。「G40」は、標準色の「スパークリンググレー」にくわえ、「ディープターコイズ」(限定色)をラインアップした。なお、最上位モデルのG40は、表面をアルミヘアライン加工にして高級感を出している。

photo 「gigabeat G22」のカラーバリエーション。右が限定色の「バーニングレッド」だ

 内蔵リチウムイオンバッテリーは、11時間の連続再生に対応。パソコンとのインタフェースはUSB2.0で、外付けHDDとしても利用できる。また、G21で採用された「USB-LANアダプタ」サポートにより、一部の無線/有線LANアダプタを使ってネットワークドライブとして使うことも可能だ。

 添付ソフトは、マイクロソフトの「Windows Media Player 9」シリーズと東芝オリジナルの「TOSHIBA Audio Application Ver.4.1`」(TAA)。TAAは、パソコン上にある音楽ファイルやフォルダをドラッグ&ドロップでgigabeatに転送できる。

 そのほかの主な仕様は下記の通り。

製品名 gigabeat G5/G22/G40
HDD容量 5Gバイト(G5)、20Gバイト(G22)、40Gバイト(G40)
ファイル形式 WMA(32k〜192kbps)、MP3(32k〜320kbps)、WAV
S/N比 90dB以上
連続再生時間 約11時間
インタフェース USB1.1/2.0、ヘッドフォン
本体サイズ 76.5(幅)×89.5(奥行き)×12.7(厚さ)ミリ(G40のみ15.7ミリ)
重量 138グラム(G40のみ156グラム)
対応OS Windows 98SE/Me/2000/XP

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