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無線LANでVoIP、富士通や日立電線など11社の製品が相互接続に成功

» 2004年06月21日 11時29分 公開
[ITmedia]

 富士通など11社は6月21日、無線LAN上でVoIP通信するVoWLANシステムの相互接続・運用実験を行い、実用レベルでの稼動に成功したと発表した。複数ベンダーの無線LAN機器を組み合わせ、相互接続性やシステム設計に必要な最適化要件を確認。従来よりも安価なVoWLANシステムを短期間で構築可能になるとしている。

 参加した11社は、富士通、富士通アイ・ネットワークシステムズ、アクセンス・テクノロジー、アルバワイヤレスネットワークス、東京エレクトロン、東陽テクニカ、日商エレクトロニクス、ネットツーコム、ネットマークス、日立電線、マクニカネットワークス。

 それぞれ、VoWLANシステムを構成する無線LAN機器を販売しているが、他社製機器との相互運用性は保証されていなかった。

 各社は無線LANスイッチ、無線LAN IP電話、認証サーバ、VoIP呼制御サーバ、無線LAN測定器を持ち寄り、機器の接続認証やアクセスポイント移動時のVoIP通話への影響、同時接続時の負荷、認証連携機能などを実験。実用レベルの稼働を確認したという。

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