松下電器産業は、東京ビッグサイトで開催中の「ケーブルテレビ2004」でビデオ・オン・デマンド(VoD)クライアントソフトを搭載したセットトップボックス(STB)を参考出展している。
ハードウェアは、今年3月にリリースした「TZ-DCH500」と同じ。ただし、ROMの交換が必要になるため、既存の製品をアップグレードすることは難しいという
VoDサービスは、トップメニューから番組を選択して課金処理を行うと、設定された時間内に何度でも視聴できる仕組み。番組の視聴中は、ビデオデッキなどと同様に「早送り」「巻き戻し」「一時停止」「再生」といった操作も可能だ。デモンストレーションでは、コンカレント日本のVoDサーバと連携し、東洋コミュニケーションズ提供のグルメ番組を配信していた。
タンシチューの作り方。大事な部分を見逃しても「巻き戻し」できる
なお、TZ-DCH500とコンカレント日本のサーバは、J-COMのVoDトライアルにも採用されている。ユーザーインタフェースなどの“作り込み”が異なるものの、基本的には同一の機能が利用できる模様だ。
- J-COMなど、CATV向けVOD配信を開始へ
ジュピター・プログラミング、ジュピターテレコム、住友商事、リバティメディア・インターナショナルの4社は5月13日、CATV向けビデオオンデマンド(VOD)サービスを提供する新会社「ジュピターVOD」を設立したと発表した。
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松下電器産業は、地上デジタル放送を受信できるCATV用セットトップボックス(STB)「TZ-DCH500」を3月20日、CATV業者向けに発売する。
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ジュピターテレコムは、地上デジタル放送の開始を契機としてインフラのデジタル化を一気に進める構えだ。同社の森泉知行社長は、テレビを端末とする双方向サービスにより競争力を維持・拡大していくことに意欲を示した。
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