AOL、オンライン広告会社を買収

[ITmedia]

　米America Online（AOL）は6月24日、インタラクティブ広告会社Advertising.comの買収契約を交わしたと発表した。買収は4億3500万ドルの現金取引で行われ、今夏後半に完了の見通し。

　発表によると、Advertising.comは800社以上の広告主と契約、投資効率の測定と向上のための広告配信／最適化ツールを提供している。また、オンラインパブリッシャー1500社以上と提携して広告を仲介、広告配信技術をライセンス供与している。

　AOLとAdvertising.comのネットワークを合わせると、広告主は1億4000万人強のネットユーザーにリーチできることになり、AOLは広告配信サービスの拡大が可能になると説明している。

　AOLは業績低迷を受けて広告事業の建て直しを図っており、「今回の買収は、昨年の歩みを基盤としてAOLの広告事業強化を図るための戦略的な動きとなる」（ジョナサン・ミラー会長兼CEO）と述べている。